「Tesla」はbeyerdynamicのプレミアムヘッドホンの中でも最も重要なものとして位置づけられています。自社で培ってきたTeslaテクノロジーはbeyerdynamicが進めてきた技術革新の象徴と言えます。交流電源のパイオニアであるNikola Tesla氏の名前から取った「Tesla」は現在、磁束密度を表す物理学の単位としても使われています。磁束密度はヘッドホンの設計における重要な特性であり、磁場の強度を表します。beyerdynamicアコースティック・トランスデューサーの磁束密度が、1テスラ以上を誇ることがTeslaテクノロジーの由来となっています。beyerdynamicは、Teslaテクノロジーを使用することで、ヘッドホンの効率を高め、サウンドを改善。その究極のサウンドは、リビングルームに居ながら、まるでコンサートホールにいるかのような感覚をもたらします。
Teslaアコースティック・トランスデューサーの構造はシンプルです。部品数が少ないゆえに、安定した品質、性能を保ちます。
振動板は高い強度と軽量化を実現し、深みのある低域とクリスタルのようにクリアな高域を提供します。エアーギャップにおける最大磁場(テスラ)はエアーギャップ内に圧縮されたアコースティック・トランスデューサー内に位置するように設計。一方で外部に漏れる磁場はロスを最小限にしています。Teslaヘッドホンの磁気駆動力は通常のモデルに比べて2倍の効率を誇ります。
Teslaアコースティック・トランスデューサーのボイスコイルは、電磁場から信号を保護するためフルメタル・ハウジングによりシールドされています。さらに、不織布の代わりに特殊繊維を使用し、精密で明確な音の流れを作ります。これにより周波数、位相特性を最適化します。
Teslaアコースティック・トランスデューサーは非常に繊細で明瞭なサウンドを生み出すだけではなく、その高い再生効率は小音量で使用するモバイル機器にもメリットをもたらします。また、様々なインピーダンス(32Ω、250Ω、600Ω)にも対応しています。標準インピーダンス・モデル(250Ω)は家庭で音楽を楽しむのに最適です。600Ωモデルはヘッドホンアンプを通して長時間音楽を楽しむのに向いています。32Ωモデルは小型オーディオ機器用に最適です。
DTシリーズ・ドライバー | Tesla technologyドライバー(T1) | |
---|---|---|
磁束密度 | 0.6 Tesla | 1.2 Tesla |
ハウジング材質 | プラスチック樹脂 | フルメタル (アルミ/ステンレス) |
ドライバ・ポジション | 中心軸 ・ フラット | 中心軸外 ・ アングル |
アコースティック・チューニング材 | フェルト素材 | 特殊繊維 |
電磁場シールド | なし | あり |
バランスモード結線 | なし | あり |
重量 | 約30グラム | 約72グラム |
音圧レベル | 96dB | 102dB |
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