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クラリネットの選び方

クラリネットの選び方

管体の材質

クラリネットは、様々な材料から作られており、これらが音色や吹奏感などに影響を与えます。

グラナディラ

グラナディラとは、アフリカン・ブラックウッドとも呼ばれるアフリカ原産の木材で、クラリネットの定番材質です。木でありながら、水に沈む程ほど比重が大きく、硬い素材です。ピッコロ・オーボエにも使用され、温かく甘い音色が特徴です。

ABS樹脂(プラスチック)

初級モデルに使用される素材。耐久性に優れているため、マーチングバンド等でも使用されます。安価で木製管体のように割れの心配が無いため、初心者の方におすすめです。

新素材 など

グラナディラは天然素材ゆえに、割れる恐れがあります。原因の多くは、急激な温度や湿度の変化によるものです。これを解消するため、グラナディラがもつ温かい音色と割れにくさを両立した新素材の楽器が開発されています。また、グラナディラは流通の規制が厳しい貴重な木材ですので、エコの観点からも注目されています。

グリーンライン

ビュッフェ・クランポン社が開発。グラナディラパウダーにカーボン、松脂などを組み合わせた素材です。吹き始めから音抜けが良く、輪郭のはっきりした音色が特徴。グラナディラ製の楽器と比較すると、楽器の重量・吹奏感は重めです。

Duet+(デュエット・プラス)

管楽器の管体内面を守るヤマハの独自工法「Duet+(デュエット・プラス)」。
管体の内面をABS樹脂(プラスチック)でコーティングし、湿気から管内を守ります。グラナディラ製の楽器と同様の豊かな響きと抵抗感が少なく、クリアなサウンドが特徴です。

代表的なブランド

ビュッフェ・クランポン

クラリネットに始まる老舗の木管楽器ブランド。職人のこだわりと革新的な技術を掛けあわせ、様々なシリーズを生み出しています。特にE13、R13、RCをはじめ、深みのあるサウンドと手に馴染むキィデザインが世界中のクラリネット奏者を魅了し続けています。

ヤマハ

国内外のミュージシャン、エンジニアから圧倒的支持を誇るYAMAHAは、世界最大の音響・楽器メーカーです。高い技術力と音づくりへの変わらぬ情熱が生みだす製品群は、世代やジャンルを問わず愛され続けています。

キィシステム

ベーム式

世界中で広く使われているキィシステム。数多くあるキィは比較的単純に連動するように設計されており、初心者だけでなく日本国内の演奏者のほとんどがベーム式のクラリネットを愛用しています。

エーラー式(ドイツ式)

ベーム式より歴史が浅く、日本ではあまり見かけないタイプです。キィの操作も複雑で、渋い音色を持っています。

リフォームド・ベーム式

キィはベーム式、音色はエーラー式のシステムです。両方の良いところを兼ね備えたクラリネットです。ドイツ・ベーム式とも呼ばれています。

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