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チェロの調弦 (チューニング)

調弦は音程を合わせるもので、演奏の前に必要です。調弦は一回で安定することはほぼなく、楽器のコンディションによっても音程はずれるため、必要に応じて行ってください。

調弦(チューニング)と駒の傾きの確認はセットで

調弦(チューニング)をすると、弦の動きで駒が前傾に動きます。これを修正しないで使うと、駒が倒れたり、変形したりします。駒を横から見て、傾きの角度を確認してください。

椅子に座り演奏する時の形で抱えて、駒の上部を両手で持ち、傾きを修正してください。
チェロの弦は張力が強いので、弦を少し緩めてから行いましょう。
万が一、駒が倒れた際に、テールピースがボディに当たって傷がつかないようにクロスなどを敷いておきましょう。

図を参考にして、駒の背面がボディ表面に対して、垂直になるように調整してください。
横から見て駒の背面が垂直見当であることを確認

駒の姿勢は調弦をしながら、複数回チェックします。また、日常的に駒の姿勢を確認する習慣をつけましょう。
調弦は音程を合わせると同時に、楽器全体のバランスを整える重要な作業です。慣れが必要ですが、あわてずに、じっくりとおこなってください。

調弦(チューニング)

チェロを調弦(チューニング)するときの姿勢

調弦時の姿勢

右写真の様にチェロに向かって座ります。
ネックを左手で持ち、左親指の腹で弦をはじいて音を鳴らします。

チェロを調弦(チューニング)するときのペグの扱い方

ペグの扱い方

A、D(高音側)は右手でペグを操作します。
C、G(低音側)は手を持ち換えます。

A(1弦) → D(2弦) → C(3弦) → G(4弦) の順で合わせるのが一般的です。

ペグは摩擦で止まる仕組みなので、内側に押し込み気味に操作します。回しすぎに注意しながら、ゆっくりと調弦してください。

アジャスターの扱い方

調弦前に、高さを左右どちらにも回せるように、中間程度の位置にしておきます。

調弦方法

チェロを調弦(チューニング)するときのペグの扱い方

01チューナーで基準となる音を聴いてください。

チェロを調弦(チューニング)するときのペグの扱い方

02チューナーで音程を確かめながら、ペグを回して音を合わせていきます。
チューナーの針が、中心に来るように合わせていきましょう。

チェロを調弦(チューニング)するときのペグの扱い方

03最後に、テールピースのアジャスターを用い、微調整して仕上げます。
ペグだけでは正確なチューニングが難しい為、アジャスターを使って微調整が必要になります。


楽器は届いた状態で、音程が合っていることはありません。まずは、調弦ができるようになることが第一歩です。調弦に慣れると、おおよその見当がついてきます。最初はあわてずに、 順を追って行なってください。

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