テレビスタジオやライブステージで、ロボットのような機械やミラーが左右に動く機械が光を発しているのをよく見かけるようになりました。照明機材は年々進歩し、従来のアナログ感覚の照明からハイテクな照明に代わりつつあります。今回はそのハイテク照明の中でも代表的なムービングヘッド/インテリジェントスキャナーにスポットを当ててみましょう。
ムービングヘッドは、ヘッド部分の稼動範囲が広い為、様々な場所に光を照射することができます。インテリジェントスキャナーに比べ照射範囲が広くダイナミックな動きが特徴ですが、ヘッド部分が重い為、動作スピードは遅くなります。 インテリジェントスキャナーは、本体に取り付けられたミラーが縦横に動作して光を反射するためスピーディーな光の動きが特徴です。しかしムービングヘッドと比べミラーの稼動範囲が狭い為、照射範囲も狭くなります。
ムービングライトとも呼ばれ、ヘッド部分とベース部分から構成されています。ヘッド部分には電球やLEDの他、各種エフェクトが搭載され、ベース部分には横回転のモーターや電源などがあります。1本または2本のアームでヘッドを縦回転させる機構になっている、ロボットのような機材です。
ミラースキャンとも呼ばれます。
ボディにミラーが取り付けられていて、そのミラーで光を反射させて壁などに照射します。
ミラーの角度が縦横様々な角度に変わることで、照射位置を調整できます。
各機器によっても異なりますが、内蔵プログラムにより自動で動くオートモードや、音に反応して動作するサウンドアクティブモードなどがあります。
また大抵の機種はDMX規格(DMXについてはDMX編参照)に対応しており、外部DMXコントローラーで制御します。ムービングヘッドやインテリジェントスキャナーは複数のエフェクト機能を搭載している場合が多く、制御する機能が多いため、制御チャンネル数の多いDMXコントローラーを選択する必要があります。
ムービングヘッドやインテリジェントスキャナーには、ハロゲン球やメタルハライド球などの電球タイプと、LEDタイプがあります。サウンドハウスで取り扱っている製品で一番多く用いられているのは250Wのメタルハライド球で、ハロゲン球に比べ白い光が特徴です。その他の光源については光源編を参照してください。
パンはX軸の横動作、チルトはY軸の縦動作。これらの設定で照射位置を調整します。
模様の切り替え
色の切り替え
3面に模様を照射
ピント調整
円の絞りを調整
円の大きさを調整
曇りガラスで光を拡散
点滅動作
調光動作
模様が回転
模様が揺れて投影
Cシアン、Mマゼンタ、
Yイエローの3色を混色
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