レコードへ直に手を触れ、レコードを前後に動かしたり、早くリズミカルにフェーダーと合わせて刻んで操り、演奏する奏法です。最近では、ヒップホップだけでなくポップスなどでも聴くことができます。今回は初歩的、かつ簡単なスクラッチ方法を紹介したいと思います。
バトルブレイクス
-12"/CD 一覧
レコードなら何でもスクラッチはできますが、スクラッチネタのみを収録したバトルブレイクスやスクラッチレコードが販売され、プレイに可能性を持たせ、新次元のスクラッチプレイを可能にしています。スクラッチ技術の進化と平行してさまざまなものが発売されています。
ミキサーはスクラッチに見合ったものを選びましょう。まず、フェーダーのキレがいいもの、カーブ調整ができるもの。何といっても耐久性の高いミキサーを選びましょう。最近は光学式/非接触タイプのハイテクミキサーも販売され、半永久的な寿命を誇るものもあります。TECHNICS SHEX-1200やVESTAXのPMC05PROシリーズ。PIONEER DJM909は大定番モデルです。
クロスフェーダーを使わずに、レコードの前後にコスる動きだけで表現するスクラッチ奏法。ゆっくり動かせば低い音。早く動かせば高い音を鳴らすことができます。カットインの際、頭のキックをコスって「ドンっ」という感じに入るカットインの方法は昔から定番です。
かのJAZZY JEFFが考案されたと言い伝えられているスクラッチ方法。フェーダーをオフの状態で、素早くタイミング良くフェーダーをオン。「ピ~」といったような長い尺の音などは、「ピッ、ピッ、ピ~」といったように歯切れ良く切ることができます。
基本的にはトランスフォーマーの発展系で、親指で軽くフェーダーを押さえつけてオフ状態から、薬指、中指、人差し指の順に高速にオン。「ピ~」という音は、「ピ・ピ・ピッ」と歯切れのいいカット音となります。レコードの出し戻し(フォワード&リバース)を繰り返すと、「ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピッ」といったように永久的に断続音を作ることも可能です。
中指を震わせ、ミリ単位でレコードを前後運動させて極限にまで音を刻む手法。針が飛びやすいので自分の技にするためには練習あるのみ!
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