
海士町福祉事業の一環として開催された「LOVE AMA FESTIVAL」。この島で福祉に対する知識と視野を広げてほしいと、主に学生や医療福祉従事者に向けて、島内ツアー×音楽フェスというスタイルのイベントが企画されました。
福祉の島づくり
「自立・挑戦・交流」をスローガンに、最期まで生き生きと暮らせる島を目指す海士町は、都会ではなかなか出来ない独自の福祉プロジェクトを展開しています。そのひとつ「LOVE AMA」は、島外の「よそ者/わか者/ばか者」の仲間を増やし、交流による地域の活性化に取り組んでいます。
企画・運営 NPO法人Ubdobe岡さん
「NPO法人Ubdobe(ウブドべ)」の代表・岡さんは、音楽活動・イベント制作・医療福祉の仕事を経て、現在は医療福祉をテーマにしたエンターテインメントを専門に展開しています。「地元の面白い人達が面白いことをやり続けてくれたら僕たちのような島外の人間も提案していける。」楽しむ気持ちが人を引き寄せるのかもしれません。( Ubdobeの福祉留学 )
地元高校生ビートボクサー
最高のパフォーマンスで客席を驚かせたのは、海士町の高校に通うRENx2さん。中学生のときに、口やのどの音を使って音楽を作り出す「ヒューマンビートボックス」と出会い、地元で腕を磨き、「Boost 大阪大会 vol.3」では見事、準優勝!「島の大人がしてくれたように、いつか自分も島の子供達のために行動したい」と話してくれました。
ゲストライブもアツい!
会場をゴキゲンなナンバーで彩るのは75歳の現役DJ KUMEさん。DJを始めたのはナント還暦直前!実力派ラッパーDOTAMAさんは刺激的なパフォーマンスで会場を盛り上げます!
RENx2さんとの島内外コラボでテンションは最高潮!シンガーソングライターの関取花さんは、飾らないトークと伸びやかな歌声でお客さんを笑顔に♪
行政・社協・住民のつながり
「音楽が聞こえると、何やってるの?と地元の人も足を運んでくれる」とフェスの反響に驚いているのは役場健康福祉課長の沼田さん。イベント中には、お年寄りがラップライブの客の輪に入っていく一幕も!社会福祉協議会の片桐さんは「福祉はクリエイティブで楽しいものなんだと、音楽イベントを通して知ってもらえたら。」と語ってくれました。