- アイボリー風鍵盤
- 上位機種のデジタルピアノに採用され、白鍵に象牙の素材感や触感を再現し、黒鍵には黒檀の自然な風合いと触り心地を再現した吸湿性のある鍵盤。鍵盤に爪が当たる際のノイズも軽減されている。
- アクション
- 鍵盤の動きをハンマーに伝えて打弦するしくみのこと。ハンマーアクションとも呼ばれる。ピアノは鍵盤を叩くことでハンマーが連動し、内部の弦を叩くことで音が出る。この一連の構造のことを言う。
- アグラフ
- ピアノの弦を中心の穴に通して調整することで、弦の向きや角度を最適化できる方式。音律を保持し、濁りの無い音色を持続させる効果がある。アップライトピアノでは一部の高級機種に採用され、低音部のみ、また、総アグラフといって全弦に採用されているモデルもある。
- アドバンストハンマーアクション
- カワイデジタルピアノに用いられる鍵盤構造のひとつ。「強打時の重量感ある手応え感」「弱く弾いた時のコントロール性」「押し切った時のしっかりとした止まり感」を追究している。
- エスケープメント
- アコースティックピアノは、鍵盤を押すと内部のハンマーが弦を叩いて音を出す。ハンマーは、弦に当たる直前で鍵盤を押し下げる力から開放され、一瞬弦に接触する。このしくみをエスケープメントという。
- エフェクト
- コーラス、ディレイ、リバーヴなどの音色を変化させる効果。
- 音源
- 電子ピアノはスイッチである鍵盤部分と、音を出力するための音源部分に分れる。音のデータが入った部分を音源という。
- キー
- 鍵盤。現在の標準的なピアノの鍵盤は、白鍵52、黒鍵36のトータル88鍵となっている。アコースティックピアノの鍵盤は一般的に松系の木材が使用されており、白鍵上面には象牙やアクリルが、黒鍵上面にはベークライトや黒檀が使用されているものが多い。
- グレードハンマー(GH)鍵盤
- ヤマハの電子ピアノの多くの機種で採用されている鍵盤構造。バネを使わずハンマーの重みによって、弾いたときの手ごたえや指を離したときの自然な鍵盤の戻り、そして低音域では重く、高音域では軽く感じるピアノ本来の鍵盤タッチまで忠実に再現。低音部は重く、高音部は軽く、鍵盤の重さをグランドピアノに近づけることで、これまでの電子ピアノの常識を超える豊かな表現力を備えている。
- ケーリングハンマーアクション鍵盤
- カシオのデジタルピアノの多くに採用されている鍵盤構造。グランドピアノと同様にバネを使わず、ハンマーの自重のみによるアクション機構を装備し、確かな弾き応えとスムーズなタッチ感を両立。鍵盤を戻しきらなくても連続して発音することが可能で、グランドピアノに近い感覚での演奏を実現している。
- 最大同時発音数
- 同時に出せる最大の音数。デジタルピアノの場合、最大同時発音数が多いほどダンパーペダルを多用する曲や複雑な曲も、響きが途切れずに楽しめる。また、ピアノ以外の音色も同時に鳴らせる機種では、よりたくさんの音色を用いた伴奏が可能。
- サンプリング
- 電子楽器では、実際の楽器の音をデジタル録音し、それを音源として利用すること。ステレオ・サンプリングとは、左右2チャンネルから異なる信号を再生する方式。
- スプリット
- 鍵盤を複数の領域に分け、それぞれ異なる音色で演奏できる機能。分ける鍵盤位置をスプリットポイントという。
- ソステヌートペダル
- グランド・ピアノの3本ペダルの場合に中央にあるペダル。ソステヌートとは音を保持するの意味。踏んだ時点で押えている鍵盤の音だけが、ペダルを離すまで響く効果がある。
- ソフトペダル
- 向かって左側のペダル。シフトペダル、ウナ・コルダともいう。演奏時における音量および音色の変化を得ることができる。また、一般的なアップライトピアノにおける左側のペダルは、ハンマーと弦の打弦距離を平常時より短くすることにより、主に音量の変化を得られる。
- ダンパーペダル
- 向かって右側のペダル。サスティン・ペダルともいう。アコースティックピアノでは、踏むと全てのダンパー(弦の振動を止める装置)が一度に弦を離れ、音の余韻を伸ばすことができる。各メーカーから単体販売されており、ステージピアノ等でも使われる最もポピュラーなペダル。
- ハーフペダル
- ダンパーペダルに関して、踏み具合により半効き状態の効果を狙う奏法、またはその状態。
- プログレッシブ・ハンマー・アクション
(PHA)鍵盤 - ローランドのデジタルピアノに多く採用される、グランドピアノ特有の自然なタッチを、バネを使わずハンマーの動きで再現した鍵盤構造。
- 木製鍵盤
- アコースティックピアノと同じ木材を使用した木製鍵盤で、通常タイプの鍵盤よりも密度が高く重量があるため、タッチ感がさらにグランドピアノに近づいている。
- リアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション
- コルグのデジタルピアノに多く採用され、グランド・ピアノと同様に低音部では重く、高音部にいくほど軽くなるタッチを再現。
- リバーブ
- 残響効果。ルーム、ステージ、ホールなど残響のかかり具合を調整する。
- レッスン機能
- 多数の練習曲を内蔵し、マイナスワン再生、テンポ変更などを使って楽しく、効率的に練習できる機能。