Material(素材)
クリアで暖かみのあるサウンド。緻密で弾力があり、手首のスナップを効かせやすく、コントロールに優れます。様々な音楽に適応するスタンダードな素材。
比較的重めで硬く、耐久性に優れる。重さを生かしたハードなストロークが可能。パワフルなサウンドはロックなどの激しいパフォーマンスや、練習用スティックに向く。
軽量でありながら、硬く、密度が高い特性を持つ。特にシンバルの繊細な音色など、明るくやわらかな響きを引き出すのに効果的。スティックコントロールがしやすく、控え目な音量でも粒立ちがよく、繊細なサウンドメイクに向く。
Taper(テーパー)
重心が先端に寄るため、ストローク自体が重くなり、リバウンドが早く強めに跳ね返ることで音量やアタックが出しやすい。
クセがなく、あらゆる場面で安定して演奏が可能。初心者にも向き、様々なストロークにも取り組みやすい。
重心がグリップ側に寄るため、ストローク自体が軽くなり、繊細なサウンドのコントロールがしやすい。ジャズやコンサートモデルのスティックに多い形状。
Thickness(太さ)
約13mm~14mm
スティックの重量が軽くなるため、サウンドも軽快に。音量をコントロールした演奏や繊細な音が出しやすくなる。
約14.5mm
幅広い層やプレイスタイルに対応。バランスよくホールドでき、スティックスピードも無理なく稼ぐことが可能。ドラムセットの各パーツへの移動ショット時にも有利。
約15mm~15.5mm
スティックの重量が重くなるため、サウンドも重厚に。大音量を出したい場合に向く。グリップはリラックスしやすく、フリーなホールド感。オープンリムショットの際にも、一層のインパクトが得られる。
Length(長さ)
384mm~398mm
軽量かつストローク時のチップに掛かる遠心力も小さくなる。ショット時のパワーも抑えられ、スティックから伝わるダイレクト感が強い一方、細かなフレーズなどでの音量・ニュアンスのコントロール性に富み、繊細な表現に向く。
403mm~408mm
楽器へのリーチやリバウンド、ストロークのしやすさ、パワー、操作性などにおいて全てがバランスよく収まる。
410mm~431mm
重量があり、ストローク時にチップに掛かる遠心力も大きくなるため、スナップを効かせたショットが可能。スティックのしなりや、グリップポジションが様々に取れるため、リバウンド具合のバリエーションが豊富に。
Tip(チップ)
卵型
音量を出しつつ音色のコントロールが可能。打面への角度や当たる面積の違いにより、繊細で多彩な表現ができる。
ポピュラーかつ標準的な形状。柔らかめの音色で、扱いやすい。シンバルのアタック音はやや繊細になる傾向があり、多様なジャンルで使いやすいチップ。
球型
どの角度から叩いても、同じ音色が出しやすく、ダイナミクスや音質も安定する。ツブ立ちにムラが出にくく、かつリバウンドも良好。ストロークへのつながりもスムーズ。タイトで安定した歯切れの良いサウンド。吹奏楽のマーチなどで一定のサウンドをキープしたい場合にもおすすめ。径の小さな丸型チップはジャズに。径の大きなものはロックなどパワフルなサウンドに向く。
樽型
音の粒を揃えやすく、安定したサウンド。リバウンドの素直さを好む方にも向く。打面に対して面で当てることができるため、音が太く、パワフルに鳴らしやすい。一方、平らな面と丸い面を使い分け、響きに変化を与えることも可能。スティックコントロール次第で多彩なサウンドを生み出す。
涙型
打面に当たる角度によって音の変化をつけられる。コントロール性を高めることにより、サウンドに繊細な変化をつけることができる。ジャズやクラシックなど、表情豊かで、より細かいニュアンスを必要とするジャンルに向く。
三角・矢型
尖っている先と平らな側面を備えているため、当たる角度によって様々な音色を生み出す。音色の変化は卵型やティアドロップ型よりも大きく、繊細な表現を求めるドラマー向き。特にシンバルなど、細かい音色やニュアンスを変化させるのに最適。オーケストラや吹奏楽でも好んで使用される。
ナイロン素材(硬い合成樹脂)によって作られるチップ。耐久性に優れ、個体差が少なく音の均一性が特徴。打感はウッドチップに比べて若干硬めとなり、1つ1つの音を力強く鳴らす事が可能。音の立ち上がりも素早く、シンバル類では硬質な音色を引き出す。
Finished(仕上げ)
最もポピュラーなフィニッシュ。スティック表面への汚れの付着、湿度の吸収を抑え、適度なグリップ感を得られる。
クリアラッカー・コーティングを厚めに施し、手密着度の高いグリップが得られる。
ラッカーコーティングを施さず、研磨だけで仕上げたタイプ。滑りにくいグリップ感。手汗をかきやすい方に適したフィニッシュ。
表面をやや粗く研磨し、クリアラッカーを施した仕上げ。 ナチュラル仕上げよりもざらつきを抑え、グリップが程良く効く。
2019/08/23
私にとってはメイプルスティックの基準
投稿者名Reviewed by:チン太郎 【東京都】
主観ですが、生音演奏時のシンバルレガートにおいて、世界一いい音がすると思っているスティックのひとつです。シンバルの試奏ではこれを持っていきます。
やや前目の重心、15*405のサイズ、ちょっと大きめのチップと形状、全てが好みです。
私自身、このスティックについては、重さは46g+-2g、ピッチはA~B、加えてペアの重量差は1g以内、ピッチは半音以内と、かなり厳密に重さとピッチを定めていまして、あくまでそれを基準に他のメイプルスティックや用途を選んでいます。
Comboや歌ものバックはこれを使うことが多いです。
ポンタさんモデルですが、御本人は直径15.5mmの127M(現在はVicFirthですが)を使っているようです。
ちなみに昔は110MCが一番のお気に入りでした。
レビューというよりは、自分にとってどういう存在かというガチ書き込みにしてしまいましたが、参考になれば幸いです。
追記:VaterPhatRideもよく使いますが、あちらは繊細でシンバル全体が柔らかく揺れる印象ですが、こちらはアタックがやや強くHighが出やすい印象です。シンバルによっては相性があり、好みが分かれるところで、複数のシンバルセットを気分で変える方はどちらのキャラクターも持っていて損はないと思っております。私もどちらのスティックも手放せません。
レビューIDReview ID:89930
不適切な投稿として報告しますか?
理由
ご協力ありがとうございました
投稿を削除しますか?
投稿されたレビューを削除しました。
商品ID:206801
¥1,280(税込)
128ポイント(10%)内訳
通常ポイント
ボーナスポイント
合計
評価:
すべてのレビューを見る