サウンドハウスのチャレンジ
熊本での支援活動と被災地の実態
2016年4月14日午後9時26分、突如、最大震度7の地震が、九州の熊本県周辺を襲いました。そして28時間後の16日午前1時、今度は震度6の本震が追い打ちをかけるように発生し、それまで倒壊をまぬがれた家屋も、瞬く間に崩れていきました。東日本大震災からまだ5年、多くの人々の心の傷が、まだ十分に癒されていないというのに、再び大地震が起きてしまいました。
被災地の皆さまに、心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
地震発生から5日以上経った時点でも、ニュースでは連日、被災地の状況が刻々と伝えられていました。そして当初、不足していた物資が中継倉庫に溢れているにも関わらず、被災者への配給が滞っている地域があることがわかりました。特に、避難者の数がそれほど多くない遠隔地や、交通網が寸断された地域では、物資が不足していたのです。
東日本大震災の時に救援物資を配給した経験を活かし、今回も会社が備蓄しているペットボトルの飲料水を被災地まで届けることにしました。成田は1台、徳島からは2台、合計3台のトラックにペットボトルを満載し、3名のドライバーが、早速、熊本へと向かいました。徳島から熊本までは、600km。成田からは1000km以上。長い道のりを一人で運転するのは大変ですが、被災地の事を思うと自然と力が湧いてきました。
道路のいたる所にあるひび割れは、余震が起こるたびに、生き物のように形を変えていくと、現地の方が教えてくれました。
自衛隊の給水車。道路が寸断され、ボランティアの手が届かない隔離されてしまった地域にこそ、迅速な物資運搬を望みます。
通れる道に車両が集中するため、長い渋滞の列が夜中まで続いています。追い越せず、立ち往生する緊急車両の姿も。
避難所での炊き出し風景では笑顔がみえました。大人も子供も、避難所にいる全員が協力し、励まし合って生活しています。
避難所に設置されたホワイトボードには、安否確認の記帳を促すアナウンスとともに、力強い言葉が書き込まれていました。
避難所に持ち込んだ支援物資をトラックから降ろします。本部の方との共同作業の中で、一致団結の力を肌で感じました。
報道の通り、熊本城も大きな被害を受けました。場内は立ち入り禁止でしたが、売店のすぐ後方には、崩れた石垣が見えます。
混乱の中、熊本空港が再開。未だ休業中の売店の外に放置された紐解かれていない新聞が、止まった時間を物語っています。
震源となった益城町では、ほぼすべての家屋が倒壊していました。地震の脅威を目の当たりにし、身が震える思いでした。
冷たい廊下に毛布1枚敷いた生活スペース。ここでは怪我をされた避難者の方も多く、外には救護テントも設置されていました。
広い空間に大勢の避難者の方が生活しています。なお続く余震の不安と環境ストレスは、我々の想像をはるかに超えています。
膝の上に抱いた小さなお子さんの手を握りながら、何かを話しかける女性。子供たちの未来は、自分達大人が守っていきます。
過酷な環境となる被災地の現場から、むしろ多くの勇気と元気を頂きながら、与えられたミッションを達成するステップを収録することができました。熊本のみなさん、心から応援しています。
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