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田渕ひさ子 meets 歪PEDALS

田渕ひさ子 meets 歪PEDALS

邦オルタナロック界の伝説ともいえる、ナンバーガール、bloodthirsty butchersのメンバーであり、現在はtoddleやPEDROなどにて活躍中のギタリスト田渕ひさ子さんに、歪みエフェクター3機種を試奏していただきました!

試奏機種はPLAYTECH「Leo Drive」ELECTRO-HARMONIX「BIG MUFF PI」Flattley Guitar Pedals「Plexstar」の3機種。個性豊かなエフェクターたちの魅力を存分に紹介していただいております。

PLAYTECH / Leo Drive

リーズナブルながら、幅広いサウンドメイクが可能な万能オーバードライブ

コストパフォーマンスに優れた製品を多数ライナップ中のPLAYTECHから、オーバードライブが登場。LEVEL、TREBLE、BASS、GAINノブを搭載し、細かくサウンドキャラクターを詰めていくことも可能。粒立ちがよく耳なじみのある安心するドライブ感が特徴で、ピッキングニュアンスへの追従性も優れており、ギタープレイに合わせた柔軟な歪みを生み出してくれます。

低価格ながら様々な場面で活躍すること間違いなしの、万能型オーバードライブとなっています。初めての歪みペダルにも最適な一台です。

Impression of HISAKO TABUCHI

弾いてみた第一印象は?
結構パワーがあって、歪みの幅もブースターとして使えるところからちゃんとした歪みまで、幅が広く、すごくいいと思いました。お値段から考えると信じられない良さです。
初めての歪み系エフェクター選びで気を付けるべきポイントは?
歪みは何個あっても、場面場面で使えるところが後々絶対出てくると思うので、見た目で選んでもいいし、楽しい気持ちで選んでほしいですね(笑)。
おすすめのセッティングは?
多分自分だとこのくらいかな・・・(上画像)
コードを弾いても1本ずつの弦のニュアンスが潰れないくらいで、サステインも結構得られるくらいっていう感じですね。
どういうギタリストにおすすめ?
ノイズが少ないのでシングルコイルにも合うと思うし、空間系とかと合わせても使い勝手がいいと思います。パワーもあるし、ブースターとして使うのもいいと思うので、歪み2個掛けとかでも良さそうだなと思います。

ELECTRO-HARMONIX / BIG MUFF PI

時代を超えて愛される、唯一無二のファズサウンド

1970年代の登場以来、多くのギタリストの足元を支え続けてきた伝説的なファズペダル、それがBig Muff Piです。分厚く、どこまでも伸びるサステインは、まさにこのペダルでしか得られない独特のサウンド。FUZZ、TONE、VOLUMEのシンプルな3つのノブで、直感的に音作りが可能です。クランチ気味の歪みから、壁のように分厚いファズサウンドまで、幅広い歪みをカバーします。

ロック、ブルース、オルタナティブ、シューゲイザー…ジャンルを問わず、あなたのギターサウンドに強烈な個性をプラスしてくれること間違いなしの1台です。

Impression of HISAKO TABUCHI

弾いてみた第一印象は?
「あ、ビッグマフ」、って感じです(笑)。「これが、これぞ」みたいな。
ファズの中でBIG MUFFシリーズはどんな立ち位置だと感じますか?
好きとか嫌いとか、使いやすいとか使いにくいとかは人によると思うんですけど、BIG MUFFの方が使う人を選ぶみたいな、すごく個性的なのに王道、スタンダードみたいな感じのイメージですね。
おすすめのセッティングは?
トーンは3時とか2時とかくらいで、ボリュームはフルテン(笑)。もうガツンと使ってほしいなと思います。
どういうギタリストにおすすめ?
「勝ちたい」とか「殺傷能力」とか、そういうのを求めている人に、ぜひバーンと踏んでほしいです。

Flattley Guitar Pedals / Plexstar

ヴィンテージ・プレキシサウンドを足元に再現

英国のハンドメイド・エフェクターブランド Flattley Guitar Pedalsが手掛ける「Plexstar」は、JTM 45アンプのサウンドを忠実に再現した、極上のプレキシドライブペダルです。スムーズでありながら、芯のあるサウンドが特徴で、ピッキングニュアンスへの追従性も抜群。ギターのボリューム操作にも機敏に反応し、手元で歪み量をコントロールできます。

Volume、Gain、Toneのシンプルな3つのノブに加えて、ローミッドをプッシュするBOOST SWITCHを搭載。クリーンブーストから、ファットなクランチ、粘りのあるリードトーンまで、この1台で幅広いサウンドをカバー。プロフェッショナルなサウンドを求めるギタリストに最適なペダルです。

Impression of HISAKO TABUCHI

弾いてみた第一印象は?
見た目がものすごく個性的で、インプット・アウトプットとか、電源の位置とか、ツマミのスタートの位置とか、色々なんか個性的だなと思って。ひねくれてるみたいな・・・風に思ったんですけど、音を出してみたらものすごい上質なメチャクチャいい音がして。
Marshall系ペダルの中で、Plexstarの特徴は?
トーンのツマミが、MarshallのPRESENCEみたいな感じで、トーンを絞ると音がモコっとつぶれるわけではなく、PRESENCEの部分を足していくみたいなイメージだなと思いました。Marshall系ペダルの中でも「JCM800」のゴリッとした強い感じと、「Bluesbreaker」とか昔のMk2ヘッドアンプとかの真ん中のあったかい感じが全部一個になっている感じがして、すごくいいと思いました。
おすすめのセッティングは?
トーンを上げても耳に痛い感じではないので、好みによって上げてもいいと思うし、ブーストONにするなら上げてもいいかなと思うんですけど、ブーストをONにしてもLowが嫌な感じで膨らむ感じではなく、Low-Midあたりがブーストする感じなので、ブーストスイッチを入れるのも、すごいおすすめです。
どういうギタリストにおすすめ?
コードで弾いてもすごくきれいに全部の音が出るので、オルタナからポップスまで、ハムバッカーの人もシングルコイルの人でも、すごく汎用性が高いと思います。

Total Impression

PLAYTECHの印象は?
自分がギターを始めた時に、初めて買ったエフェクターとかとあまり値段に差がなくて、このくらい良いモノから始められるっていうのが、すごい次の可能性を拡げてくれる感じがして、素晴らしいと思いました。
ELECTRO-HARMONIXの印象は?
おもちゃみたいっていうか、エレハモのエフェクターを買ったら、曲がどんどんできそうみたいな。すごくミュージシャンのアイデアとかを刺激してくれるみたいな、そういうイメージです。
Flattley Guitar Pedalsの印象は?
見た目とか作りは個性的で、こんな音が出るのかっていうのは結構驚きでした。上質な、こだわって考え抜かれた音作りだなって思って、(同ブランドの)他のペダルも弾いてみたいってすごい思いました。
歪みエフェクター選びの楽しいところは?
ギタリストにとって歪みってすごい、センスを表す、みたいな。何を使ってるかで、「へえ~こういう感じなんだ」みたいな(笑)。みんな人の使っている歪みを見てみたい、知りたいって思うと思うんですけど、いろんな種類があって、いろんなモノを持っていても、いつか絶対「この曲の歪みではアレを使いたい」とかめぐり巡って使う時がやってくる感じがして。歪みは自分は何個あってもいいなと思って、たくさん買ってしまいます(笑)

Profile

田渕ひさ子

福岡県出身のギタリスト。
ナンバーガールのギタリストとして知られ、バンドの解散後はbloodthirsty butchers、LAMA、toddle、PEDROなどに在籍し、精力的に活動を行っている。彼女の代名詞でもあるFENDER USAジャズマスターから奏でられるギターサウンドは数多くのミュージシャン・ギタリストに影響を与え続けている。

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