バイオセルロース・ダイアフラムについて
AIAIAIのバイオセルロース製ダイアフラムは、その音質から世界で活躍するエンジニアやミュージシャンから高く評価されています。そのユニークな特徴と卓越したオーディオ性能の実現方法についてご紹介します。
AIAIAI スピーカーユニットにラインナップされる「S05MKII」のバイオセルロース製ダイアフラムは、バクテリアを用いて増殖した有機化合物(バクテリア・セルロース)を使用しています。このバイオセルロースは再生可能で自然にやさしく、かつ優れた音響特性を持つという多くの理由から、AIAIAIではダイアフラムの素材に採用しています。ダイアフラムをよく見ると、細かい繊維上の構造を確認することができます。この繊維は非常に硬く、かつ軽量な素材であり、スピーカーのダイアフラムとして理想的な素材であることをAIAIAIは発見しました。
理論的なドライバーユニットのダイアフラムは、ピストンのように駆動します。傾いたり、ぐらついたり、形が変わったりすることなく、前後に動く。これは、ダイアフラムの素材を可能な限り硬くすることで実現することが可能です。ダイアフラムの素材が柔軟すぎると、再生しようとする音の周波数と波長の合う周波数によって共振してしまいます。この共振運動は高調波歪みの原因となり、高音質を実現するために避けなければなりません。また、非常に硬い素材はバイオセルロース以外にもたくさんありますが、素材の重さも考慮することが重要であり、AIAIAIのバイオセルロース・ダイアフラムは他の素材よりも軽量かつ、必要な剛性を確保することが可能です。
一言で表現すると、高調波歪みとは再生しようとする音の高調波における不要なエネルギーのことです。音の倍音とは、音波に含まれる周波数の整数倍を指します。つまり、周波数200Hzの純粋な正弦波を再生しようとすると、400Hz、600Hz、800Hzなどの周波数も聞こえてくる可能性があります。
もし、高調波歪みを顕著に発生させる設計の悪いヘッドホンで音楽を再生した場合、不自然な音になってしまうでしょう。これは、高調波歪みが音色や トーンの捉え方を変えてしまうためであり、音楽を制作したり、トラックをミキシングする際には明らかに問題となります。一方でAIAIAIのバイオセルロース・ダイアフラムは、大音量でも忠実かつ明瞭に音楽を再現することが可能です。
「S05MKII」では、バイオセルロースダイアフラムと高品質ネオジウム・マグネットの組み合わせにより、クリアな中音域とダイナミクス、そしてより自然なサウンドを実現します。厚みのある低音域と音圧感を損なうことなく中音域のクリアさもしっかりと再現することにより、解像度に優れた奥行きある広いサウンドステージを実現。リスナーは音楽のディテールを余すところなく堪能することが可能です。
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