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SENNHEISER(ゼンハイザー)の歴史

ルーマニアのゼンハイザー工場

SENNHEISER(ゼンハイザー)の歴史

1945年にDr. Fritz Sennheiser(フリッツ・ゼンハイザー博士)により設立されたSENNHEISERは、創業より時代をリードするマイクを作り続けています。その歴史をご紹介します。

ドイツ・ハノーファー近郊ヴェーデマルクのヴェンネボステルに位置するゼンハイザー本社
ドイツ・ハノーファー近郊ヴェーデマルクのヴェンネボステルに位置する本社

1945年、SENNHEISERの前身となる“Labor W” がDr. Fritz Sennheiser(フリッツ・ゼンハイザー博士)により設立されました。

SENNHEISERの前身のLabor Wとフリッツ・ゼンハイザー博士
設立されたLabor Wとフリッツ・ゼンハイザー博士

1946年にはDM 1/DM 2マイクロホンの生産を開始。その後もラインナップは拡充を続け、1949年には見えないマイクロホンDM 3、ノイズ補償をした最初のマイクロフォンDM 4が発売されました。

DM 1とDM 2<
DM 1(左)とDM 2(右)

1956年には可逆変換器付きマイクロフォンMD 93を発売。1957年にはドイツの放送局NDRと共同でワイヤレスシステムMicroportを開発。1958年よりTelefunkenとともに販売されました。同年、ブランド名がSennheiser electronic へ改名されました。

MD 93とMicroport
MD 93(左)とMicroport(右)

現在もクジラの相性で愛されるダイナミックマイク MD 421-Ⅱの前代モデルであるMD 421は1960年に発売されました。当時より大人気を博し、発売後4年で3万本以上のセールスを記録。ユーモアあふれるプロモーション写真が残っています。

MD 421とプロモーション写真
MD 421とプロモーション写真

1968年にはマイクブランドとしての技術を活かし世界初のオープンエアヘッドホンHD 414を発売、1,000万台以上のセールスを記録しました。

世界初のオープンエアヘッドホンHD 414
世界初のオープンエアヘッドホンHD 414

1977年には2つ目の工場をブルクドルフに開設。1983年には現在でも多くのプロフェッショナルが愛用するクリップ式マイクの礎を築くMKE 40と最小のスタジオ用クリップ式マイクMKE 2を開発しました。1987年にはフリッツ・ゼンハイザー博士はMKH 816の貢献により第59回アカデミー賞を受賞しています。

ブルクドルフの工場、アカデミー賞
ブルクドルフの工場(左)、アカデミー賞(右)

以降世界展開を加速し、1988年のSennheiser Franceの創設を皮切りに英国、米国、カナダなど世界に子会社を展開。1991年にはベルリンのマイクメーカーNeumannがゼンハイザーグループとなりました。1996年にはRFワイヤレス技術の開発で先駆的役割を果たした事に対しエミー賞を受賞しています。

Neumannがゼンハイザーグループに、エミー賞
Neumannがゼンハイザーグループに(左)、エミー賞(右)

その後も時代にあわせて先進的な製品を多く開発。広帯域周波数をフルに活用した最初のスタジオ用コンデンサーマイクMKH 800、世界最小のプロ用ボディパック型送信機SK 5012などを開発しました。2012年には業務用ワイヤレスシステムDigital 9000シリーズによりデジタルワイヤレス送信に新たな基準を打ち立てました。

MKH 800、Digital 9000シリーズ
MKH 800(左)、Digital 9000シリーズ(右)

1945年の”Labor W”設立から75年以上の歴史を誇るSENNHEISER。今日では歴史に裏付けられたマイクロフォン設計技術を用いて、映像撮影向け製品やホームレコーディング向け製品もリリース。音楽制作だけでなく映像制作も含め、音を扱うプロフェッショナルにとってなくてはならないブランドとして走り続けています。

MKE 400-Ⅱ、 HD 400 PRO
MKE 400-Ⅱ(左)、HD 400 PRO(右)
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