チューバとは
金管楽器の中で最大の大きさを誇り、低音で伴奏します。重みのある音色はしっかりと音楽の土台を固め、厚みを持たせてくれます。
チューバ誕生以前は「セルパン」など、木製でキィを備えた楽器が低音域を担っていました。18世紀半ば、産業革命により金属の加工技術が進歩すると、管体を金属にした楽器が制作されるようになります。1817年、低音楽器にも「オフィクレイド」という金属管体にキィを備えた楽器が登場しますが、同時期に開発されたバルブ機構を採用した様々な低音楽器が開発され始めます。
1835年には、「バスチューバ」という楽器が特許を出願。これは、ピストンバルブを採用した、現在のチューバの原点となる楽器です。軍用楽器として開発されましたが、ワーグナーがこの楽器を気に入り、バスチューバを活躍させた曲を作曲。徐々にオーケストラで使用されるようになりました。
19世紀中頃、楽器製造者アドルフ・サックスが高音から低音までの金管楽器群「サクソルン」を開発。当時チューバの形状は様々でしたが、この楽器群にみられる長円形へ落ち着きました。
チューバは3-4本のピストン、またはロータリーバルブを操作して演奏します。
また、ピストンバルブの場合、ピストンの方向により「トップアクション」「サイドアクション」に分かれています。
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