チェロの弓の持ち方は、音色や演奏の安定性に大きく影響します。これらのポイントを意識することで、弓の動きがスムーズになり、音色も安定します。
01
弓を持つ準備
弓の毛に触れないように:弓毛は馬のしっぽを使っており、手の皮脂や汗が付くと劣化する原因になります。弓を持つ際は、できるだけ毛に触れないように注意しましょう。
02
まずはじめに
弓毛を下向きにし、左手で弓の中間あたりをつまんで持ちます。右手は軽く丸めます。
03
右手の指の配置
親指と小指の位置
右手は軽く丸めた状態で弓の持ち手に持っていき、親指をフロッグとスティックの境目に当てます。親指は指の平をべったり当てず、指の先あたりを当てるようにしましょう。そのまま小指をアイのあたりに持っていきます。
人差し指~薬指の位置
人差し指は第一関節~第二関節の中間あたりがスティックに触れるように巻き付けます。中指と薬指は関節を曲げて丸めたまま、弓に被せるような形で添えます。
04
手首の位置
手首は自然な位置に保ち、弓を持つ手がリラックスしていることを確認します。
05
弓の持ち方の確認
最後に楽器を構えてみましょう。弓を持った状態で、弓毛が弦に対して直角になるように調整します。弓の持ち方が安定していれば、演奏中の弓の動きがスムーズになります。
チェロの弓の持ち方は、演奏技術の基礎となる部分です。最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねることで自然に身につきます。
また、手の大きさは人それぞれです。自分に合った持ち方を探しながら、焦らず、少しずつ習得していきましょう。
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