今回は電球の明るさを調整するためのディマー/調光器(以下調光器)についてご紹介します。電球も点灯させるだけでは動きもなく、変化もつけられないので面白くありませんよね?
そんな電球に動きやアクセントをつけるのに最適な、調光器材について勉強してみましょう。
電球の明るさを制御、調節する機械のことです。
サウンドハウスで販売している調光器材は、DMX規格(DMXについてはDMX編参照)に対応しています。電球を使用したPARライトなどを調光器材に接続し、DMX規格に対応したコントローラーで制御を行います。また、調光器材本体にフェーダーと呼ばれるつまみが搭載されている機種もあり、このフェーダーを制御することによって光量を調整し、調光器材本体で照明の明るさを変えることもできます。
フェーダー式の調光ユニット
DMX制御のみの調光ユニット
スライダック
トライアック
以前はスライダックと呼ばれる大型の変圧器が主流でした。スライダックは照明機器に送る電圧を調整することで調光を行います。現在はトライアックという電子素子を使用している調光器材が一般的です。トライアックはスイッチング制御(電源のON/OFF)を連続かつ高速で行い調光しています。
小型の調光ユニットは、一般家庭にある平行型のコンセントに接続するだけで、簡単に電源供給が行えます。(単相2線 100V)大型の調光ユニットでは、配電盤や分電盤から大容量の電源をとる場合などに使用される、単相3線式での結線(要電気工事資格)や、単相2線式で複数回路から電源をとることができます。
使用可能:白熱電球、ハロゲン電球
使用不可:蛍光灯、LED、モーターや電源トランスを使用した機器
※使用した場合、故障する可能性があります。
明るい状態と暗い状態を交互に見比べて見ましょう。早い点滅の場合や、フェードと呼ばれるゆっくりと切り替わる点滅などを組み合わせて、ステージの演出にぜひ活用してください。
フェード
早い点滅
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