オーディオインターフェイスの使い方
オーディオインターフェイスの使い方を説明します。Focusrite / Scarlett 2i2を例にとって、接続方法や設定方法を紹介していきます。
※どのオーディオインターフェイスでも基本的には似たような流れとなりますが、製品により異なる場合もあります。個別に製品マニュアルやメーカーなどの案内ページもご確認ください。
USBケーブルをPCとオーディオインターフェイスに繋ぎます。Thunderbolt接続オーディオインターフェイスの場合も同様にPCとオーディオインターフェイスを接続します。
※あらかじめドライバのインストールが必要になる場合もあります。詳細は下記「ドライバとは?」をご参照ください
マイク入力を備えるオーディオインターフェイスには、右記のようなコンボジャックやXLRジャックがあり、マイクはそちらへ接続します。ケーブルはXLRのキャノンケーブルが使用できます。機種にもよりますが、ダイナミックマイクの場合でもXLR端子で接続をしないとマイクプリアンプを通らず、十分な音量がでない場合もあります。
ギターやシンセなどの楽器は右記のようなコンボジャックやフォーンジャックに繋ぐことができます。ケーブルは通常のフォーンコネクターの楽器用ケーブルが使用できます。
ギターはインピーダンス(抵抗)が高いため、同じフォーンジャックでもハイ・インピーダンスに対応したジャックに挿す必要があります。「Hi-Z」「Inst.」と記載されている場合もあります。シンセやリズムマシンなどをつなぐ場合はラインレベルになるため、「Line」端子に接続しましょう。シンセなどをステレオで入力する場合は2ch分(ステレオL/R)で繋ぐ流れとなります。
スピーカーとの接続は、オーディオインターフェイス側は右記の出力端子に繋ぎます。画像のようにLINE OUTPUTSと表記がある場合もあれば、OUTPUT、MAIN OUTなど機器によって表記は様々です。
出力端子は機器によって様々です。右記のようなフォーンジャックでも、内部的にTRS(バランス)、もしくはTS(アンバランス)の場合があります。お持ちのインターフェイスとモニタースピーカーがどちらの仕様になっているか確認しましょう。
TRS(バランス)ジャック対応のケーブルは画像①のように黒い絶縁リングが2本、TS(アンバランス)ジャック対応の場合は画像②のように絶縁リングが1本はいっているのが特徴です。
※TRSジャックにTSケーブル、TSジャックにTRSケーブルを使っても音声信号のやり取り自体は行えます。
画像①
画像②
また、スピーカー側の入力がXLR端子の場合もあります。その場合には、下記のように、片側がXLR端子、片側がTRSフォーン端子になっているケーブルを使います。XLR端子にもオス/メスがあるため、お持ちの機器の仕様を確認して、正しいケーブルを選択しましょう。
この場合は下記のタイプのケーブルが使用可能
PCとの接続時に、オーディオインターフェイスをPC側に認識させるために必要なソフトウェアです。いわばPCとオーディオインターフェイスの橋渡し的な存在。PCに標準で入っているドライバを使用する機種もありますが、メーカーが専用ドライバを提供している機種も多くあります。専用ドライバによってオーディオインターフェイスの性能をフルに発揮することができ、環境に合った詳細設定が可能となります。オーディオインターフェイスによっては、内蔵のミキサーが用意されていたり、オーディオインターフェイスの各種機能をこのドライバソフトウェアを使ってオン/オフするものもあります。多機能なモデルではエフェクトの操作ができるものもあります。
※Scarlett 2i2のドライバは内蔵ミキサーなどはついていません。
インストール方法は使用するモデルによって異なりますが、メーカーサイトからダウンロードしてインストールする場合が多いです。Focusrite / Scarlett 2i2では、PCに接続すると自動的にデスクトップにアイコンが表示され、そこからドライバインストールのダイアログが立ち上がる仕様になっています。公式サイトから手動でダウンロードも可能です。
ドライバのインストールが完了したら、PCのサウンド設定を確認しましょう。
Windows10では[スタートメニュー]→[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]→[サウンド]
[Focusrite USB]を選択
Macでは[システム環境設定]→[サウンド]
[出力]と[入力]で[Scarlett 2i2]を選択
これでPCから流した音声がオーディオインターフェイスから流れるか確認しましょう。確認の際に流すのは、PC内に保存してある音楽や、YouTubeなどの動画など、音が出るものならなんでもOKです。
PCの音声がオーディオインターフェイスから流れるようになったら、次はDAWソフトの音がオーディオインターフェイスから出力されるように設定していきます。
Scarlett 2i2にはAbleton Live liteが付属しているため、今回はこちらで説明していきます。
これでDAWソフト上でも入力音をモニターできるようになりました。
音が出ない場合は、下記の項目を確認してみてください。
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