入力された信号を、周波数帯域別に分ける装置。低域、高域など、それぞれのスピーカーの能力に見合った再生周波数へ分割するためのフィルターとなるものが、クロスオーバーとなります。再生周波数帯域を二つ以上に分割して、それぞれを個別のユニットで再生するようにした、マルチスピーカーシステムの効果を発揮する為になくてはならない存在です。
クロスオーバーは、パッシブタイプとアクティブタイプの二種類があります。
サブウーファーの中にはパッシブクロスオーバーを搭載しているモデルもあります。電源もいらず、シンプルに、パワーアンプ → サブウーハー → フルレンジスピーカーという接続だけでも効果的な再生が可能です。しかしながら高域と低域の音量バランスが取れない為、組み合わせによっては効果が発揮できない場合もありますので注意が必要です。
「チャンネルデバイダー」とも呼ばれ、現在多くのマルチスピーカーシステム環境下で使用されています。別途電源が必要となりますが、パッシブタイプと比較した場合、周波数帯、フィルターのスロープ等、より細かな調整が可能になります。全てのスピーカーの能力を引き出す為には欠かせません。
チャンネルデバイダーの中にはウーハー(低域)とツイーター(高域)の2ウェイだけでなく、スコーカー(中域)を追加した3ウェイ、さらには4ウェイ等、多数の周波数帯別に分割可能なモデルがあります。導入する際には、対応分割数をご確認ください。さらにはアナログとデジタルがあり、特徴は下記の様になります。
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