ここから本文です

HOME

ハイ/ローインピーダンス・パワーアンプ

【ハイインピーダンスとローインピーダンス・パワーアンプについて】
パワーアンプには大きく分けて「ハイインピーダンス・パワーアンプ」と「ローインピーダンス・パワーアンプ」があります。使用用途に合わせたシステムを選びましょう。

ハイインピーダンス・パワーアンプとは

主に商業施設や学校などの設備音響で使われる、1台のアンプから長距離にわたり多数のスピーカーへ音声信号を送るためのシステムです。すべてのスピーカーから同じ音を出力するため、基本的にハイインピーダンス・システムはモノラルの音源がスピーカーから出力されます。

ローインピーダンス・パワーアンプとは

主にライブハウスや一般的なオーディオで使われる、音質ロスを最小限に抑え、1チャンネルにつき1台のスピーカーを鳴らすためのシステムです。音の立体感や臨場感を演出するため、基本的にローインピーダンス・システムはステレオの音源がスピーカーから出力されます。

近年では、スイッチ一つでハイインピーダンスとローインピーダンスを切り替えられる下記のような『兼用アンプ(マルチチャンネルアンプ)』が店舗設備などで広く普及しています。

  ハイインピーダンス ローインピーダンス
概略 ハイインピーダンス

ローインピーダンスに比べ少ない電流でスピーカーシステムを鳴らすことができ、アンプとスピーカーの距離が長く、多数のスピーカーを鳴らすときに使用します。
ハイインピーダンス接続の場合、アンプ側は100V、または70Vの出力電圧で動作します。

ローインピーダンス

一般的に1チャンネルに1台のスピーカーシステムを接続します。
アンプからスピーカーまで電気信号を伝送する際、短距離の場合はケーブルの抵抗によるロスが少ないため、ローインピーダンス接続が音質的に有利です。

スピーカー ハイインピーダンス・スピーカー ローインピーダンス・スピーカー
インピーダンス 数百Ω~数kΩ 2~16Ω
メリット
  • 1台のパワーアンプで複数のスピーカーを駆動可能
  • ケーブル抵抗に影響されない長距離伝送が可能
  • スピーカーの増設、撤去が容易
  • 定格入力の異なるスピーカーを混在して使用可能
  • 音質的に有利
  • 接続が簡単
  • スピーカートランスを必要としない
デメリット
  • 音質的にローインピーダンスに劣る。
  • 接続できるスピーカーの数が少ない。
  • 長距離の場合、伝送ロスが生じる。
使用場所 BGM、拡声を目的とした多数のスピーカーを使用する商業施設など 音質重視のライブイベントなど
スピーカー、
アンプの選び方
パワーアンプの
定格出力
スピーカーの
合計W数
例)100Wアンプに1Wスピーカー100個、5Wスピーカーなら20個まで
スピーカーの
許容入力
> パワーアンプの
定格出力
例)8Ω600W(PGM)のスピーカー、8Ω 340Wのパワーアンプ

ハイインピーダンス・パワーアンプの100Vラインと70Vライン

ハイインピーダンス・パワーアンプの出力電圧は主に100Vと70Vの2種類があります。
スピーカーが100V用に設計されているか、または70V用で設計されているかにより、スピーカー出力端子の接続箇所が異なります。
100系、70系とも呼ばれています。
70Vラインより電圧降下の少ない100Vラインの方が長距離伝送に優れます。

100Vラインと70Vラインではスピーカーへの入力電力(W)が異なります。
同じインピーダンスのスピーカーの場合、100Vライン時の入力電力は、70Vラインの2倍となります。

従って、100Vラインから70Vラインにすると、音量は小さくなりますが、倍の数のスピーカーを接続することができます。

スピーカーのインピーダンス 100Vライン 70Vライン
10k 1W 0.5W
5k 2W 1W
3.3k 3W 1.5W
2k 5W 2.5W
1k 10W 5W
670 15W 7.5W
500 20W 10W
333 30W 15W

ハイインピーダンス・パワーアンプとハイインピーダンス・スピーカーの選び方

ハイインピーダンス・パワーアンプとハイインピーダンス・スピーカーの組み合わせの決め方やポイントをご紹介しています。便利なセレクターもご用意しておりますので、ぜひご活用ください。

よくあるご質問

ハイインピーダンスとローインピーダンスの一番大きな違いは何ですか?

「接続できるスピーカーの数」と「伝送距離」が最大の違いです。ハイインピーダンスは、1台のアンプから長距離にわたって多数(数十台以上)のスピーカーを接続できます。一方、ローインピーダンスは接続できる台数が数台に限られますが、音質の劣化が少なく、大音量・高音質な音響システムに向いています。

店舗のBGM用には、どちらのアンプを選べば良いですか?

カフェやレストラン、アパレル店などの店舗BGMには、「ハイインピーダンス・パワーアンプ」が最適です。店内の複数箇所(フロア、トイレ、テラスなど)にたくさんのスピーカーを配置しても、音量が均一になり、配線もシンプルにまとめることができます。

ライブハウスやイベントで使うアンプは、どちらが適していますか?

ライブハウス、クラブ、バンド演奏などのイベントには、「ローインピーダンス・パワーアンプ」が適しています。楽器やボーカルのダイナミックな音を高音質・大音量で再現するためには、信号のロスが少なく、音の臨場感が優位なローインピーダンス接続が必須です。

ハイインピーダンスアンプに、普通の(ローインピーダンス用)スピーカーを接続できますか?

いいえ、そのまま接続することはできません。機器が故障したり、音が鳴らなかったりする原因になります。ハイインピーダンスアンプには、必ず「マッチングトランス(トランス)」が内蔵されたハイインピーダンス対応スピーカーを接続してください。

ローインピーダンスアンプに接続できるスピーカーは何台までですか?

一般的には、アンプの1チャンネルにつき1台〜2台までです。スピーカーを並列で複数接続すると、全体のインピーダンス(Ω:オーム)が下がりすぎてしまい、アンプに過大な負荷がかかって故障(ショート)する危険があります。

ハイインピーダンス接続のとき、スピーカーの台数はどうやって計算しますか?

「接続するスピーカーの合計ワット(W)数が、アンプの定格出力(W)を超えないこと」がルールです。例えば、アンプの出力が100Wであれば、10Wに設定したハイインピーダンス・スピーカーを最大10台まで並列接続することができます。

ハイインピーダンスアンプを使うメリットは何ですか?

主なメリットは、「① 1台のアンプで数十台のスピーカーを鳴らせる」「② 100メートル以上の長距離配線でも音が小さくならない(信号ロスが少ない)」「③ 細いケーブルが使えるため配線コストを抑えられる」の3点です。

ローインピーダンスアンプを使うメリットは何ですか?

最大のメリットは「圧倒的な高音質」です。アンプからスピーカーへ送られる信号に「トランス」を介さないため、低音から高音までクリアで迫力のある音をそのまま再生することができます。

ハイインピーダンスとローインピーダンスを両方使えるアンプはありますか?

はい、下記のシリーズをご確認ください。設置する部屋の規模や、将来的なスピーカーの増設予定に合わせて柔軟にシステムを変更できるため、現在の店舗設備では主流の選択肢となっています。


サウンドマートスキルの出品・購入 サウンドナビサウンドナビ

カテゴリーから探す

ブランドから探す

ブランド一覧を見る
FACEBOOK LINE YouTube X Instagram TikTok