ドラムでは胴の部分をシェルと呼びます。シェルに関しては様々な素材があり、素材により音質が異なります。
そこで今回はシェルの素材による音質の違いに触れてみたいと思います。
ドラム・セットのシェルとしては定番の素材で、上位機種として位置づけられている事が多い素材です。明るく、抜けの良いサウンドで、幅広いジャンルに対応可能です。
太いサウンドが特徴で、ロック・ドラマーが好んで使用します。メイプルよりも若干、素材のコストが低いため、同一メーカーでもメイプルより安く価格設定されていることがありますが、必ずしも価格=サウンドのクオリティではありません。
メイプルやバーチよりも硬い素材でシャープかつアグレッシブなアタックを生み出します。
TAMAが上位モデルとして発売した、スター・クラシック・ブビンガの登場により注目され始めた素材です。また、和太鼓と言えば欅ですが、近年ではブビンガが使われることも増えているんですよ。
ビンテージドラム等でよく見かける素材です。ここ数年60~70年代当時のドラムを再現するためにマホガニー・シェルを組み合わせたシェルが話題となっています。音質はウォームで丸いサウンドが特徴です。
スネアの素材としては定番の素材で音量もあり、アタックと抜けの良さから、ロックはもちろんですが、その他様々なジャンルに対応しています。また世界で一番使用されているLUDWIGのスネアLM400もスティールです。(Led Zeppelinのジョン・ボーナムも使用していました。)
スティールよりも柔らかく、おとなしめのサウンドで、LUDWIG Acroliteなどが有名な素材です。
倍音が豊かで明るく伸びのあるサウンドが特徴で、金色に近い素材そのままの色を採用しているシェルが一般的ですが、ブラック・ニッケル加工をすることで、ブラス・シェル特徴のサウンドに鋭く、存在感のあるサウンドが加わった、LUDWIG Black BeautyシリーズやPEARLシェーン・ガラスモデルもあります。
柔らかく、太いサウンドが特徴ですが、シェルに厚みを持たせることで重圧感を出したモデルなどもあります。
スティール系の素材の中で重量感があり、腐食しにくい素材です。音量、存在感共に抜群なサウンドが特徴ですが、他の素材に比べてコストがかかるので、手軽に手を出しにくいところが難点です。
とにかくパワフルで抜けの良さが特徴。ヘビーなサウンドを求めるドラマーに人気があります。またウッド・シェルに比べ、気温や湿度にサウンドが左右され難いため、常にベストなサウンドで鳴ってくれます。
透明なシェルなので最もステージ映えするシェルです。Led Zeppelinのジョン・ボーナムやX JAPANのYOSHIKIが使用していたことでも有名です。ウッド・シェルに比べ、気温や湿度にサウンドが左右され難いため、常にベストなサウンドで鳴ってくれます。
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