
UFOのような独特のフォルムと神秘的な音色で、近年愛好家を増やしている”ハンドパン”とは、いったいどんな楽器なのでしょうか。
ハンドパンは、スイスのパンアート(PANArt)社によって2000年に開発された「ハング(Hang)」が起源になって生まれた比較的新しい楽器です。幻想的な空間を構築するような美しい音色や響きをもつため、近年、リラクゼーションや瞑想の場にも用いられるようになりました。
ハンドパンは、主にスチールやステンレス鋼が素材となり、ドーム状に加工された二つの鉄版を溶接することで作られています。上部には、音階を奏でるためのトーンフィールドが配置されており、各トーンフィールドは特定の音階に調律されています。そのため、どんな音楽を作りたいかによって、適した音階を選ぶことが大切です。

トーンフィールドは、ハンドパンごとに特定の音階(スケール)に調律されています。
やりたい音楽や雰囲気に合わせて、好みの音階のハンドパンを選ぶことが重要です。
マイナースケールのハンドパンは、メランコリックで重厚な音色も、遊び心のある音色も可能にするニュートラルな音階です。
→ Celtic Minor, Kurd, Amara, Pygmy…
メジャースケールのハンドパンは、高揚感があり、陽気な雰囲気が特徴です。晴れやかでフレッシュな音楽表現を得意とします。
→ Sabye, Hijaz…
トーン:D3/ A3, Bb3, C4, D4, E4, F4, G4, A4
トーン:D3、A3、C4、D4、E4、F4、G4、A4、C5
トーン:F3/ G3, G#3, C4, D#4, F4, G4, G#4, C5
トーン:D3/ G3,A3,B3,C#4,D4,E4,F#4,A4
ハンドパンの音数は基本的に、中心の音(Ding)+周りの音(トーンフィールド)で表記されます。
例)「9ノート」・・・Ding1音+トーンフィールド8音
サウンドはこちらから
結論:基準ピッチ(チューニング基準)の違い!
A4(ラ)=440Hz
・・・世界標準!(一般的なギターやピアノなど)
→他の楽器と合わせるなら440Hz推奨!
A4(ラ)=432Hz
・・・落ち着きや癒しを感じる人が多く、ヨガや瞑想に人気!
→ソロ演奏やヒーリング用途におすすめ
一般的に、大きなトーンフィールド(低音)が自分のお腹側、小さなトーンフィールド(高音)が膝側・外側にくるようセッティングします。しかしながらプレイスタイルや曲によってずらしたりする自由なセッティングが可能です。


演奏者の目指す音楽によって奏法はさまざまであることが特徴の一つです。特別な知識は必要ないため、初心者でも簡単に始められます。
中心のDing(ディング)は真ん中を、周りはトーンフィールドとDimple(ディンプル)と呼ばれるくぼみの境目をタップすることで綺麗な音を鳴らせます。
・乾いた布や、マイクロファイバークロスを使用し、楽器に付着した手指の皮脂や汗を、やさしくきれいに拭き取る
※頑固な皮脂は少量のアルコールを使用して落とす
(演奏頻度にもよりますが、目安は月に1回~数回)
定期的に演奏することで、ハンドパンも健康な状態に保てます♪
ぜひ、自分に合った音色や演奏スタイルを見つけながら、ハンドパンの魅力を末永くお楽しみください!