Roland VC-1-DMX 特集

ビデオ・ライティング・コンバーターVC-1-DMXは映像や音声信号やMIDIに基づいて照明機器の制御信号“DMX”を自動生成するコンバーターです。スポーツバーやカラオケ、結婚式場や展示会などで、TVモニターに映像を送る間に、または音声信号の通過点にVC-1-DMXを設置するだけで、照明機器を自動的にコントロールして、光による魅力的な空間演出を行うことができます。

VC-1-DMXは入力した映像信号を、最大32のエリアに分けて解析し、各エリアの輝度や色情報を抽出します。抽出されたデータをDMXの各チャンネルに割り当てることで、接続した照明機器を制御できます。DMXの512チャンネルにどのエリアを送るかは自由に設定可能です。

VC-1-DMXはHDMI入力の音声信号、またはアナログ・オーディオの音声を解析し、ビートやテンポ、無音情報を抽出します。入力音声から解析されたビート情報に合わせて照度の強弱をつけたり、アナログ・オーディオから解析したテンポの情報からミラーボールなど動く照明機器の回転速度を音楽に合わせたり、無音のときには自動的に照明を消すことができます。15個 のオーディオ・フィルターを使って、指定したオーディオ周波数と音量に反応させることにより、音楽と照明を同期することが可能です。

VC-1-DMXはMIDIからDMXへの変換もサポート。システムの拡張制御が必要な場合にも幅広く対応します。ハードウェアのMIDIコントローラーを接続すれば、MIDIのコントロール・チェンジ情報を使用して、照明全体の調光（マスター・ディマー）や、ムービング・ライトのチルト、パンなど、さまざまなDMXパラメータをMIDIコントローラー側から制御できます。 また、キーボード、電子ドラム、その他の電子楽器からMIDIノート情報を使用し、ライブなどのパフォーマンスに同期した照明効果を加えることができます。

macOS / Windows用のVC-1-DMXのDMX設定用ソフトウェアを使えば、お持ちのDMX対応照明機器に合わせてVC-1-DMXをカスタマイズできます。個々の照明機器に合わせて、映像や音声からの解析情報や、MIDIコントロールなどを512のチャンネルのDMX信号に割り当てることができます。また、このDMX設定用ソフトウェアを使って複数のVC-1-DMXへ設定をコピーすることもできます。