ミキサーはマイクや楽器からの入力信号を混ぜあわせ、音量や定位などを調整し、混ぜ合わせた信号をレコーダーやパワーアンプに伝達する、音響機器全体の司令塔としての重要な役割を果たします。
ミキサーは、パーソナルユースからレコーディングスタジオ、コンサート会場、劇場、放送局など幅広い用途に応じて、機能を絞った小型のものから、多入力を誇るもの、イコライザーやエフェクターなどを装備したもの、パワーアンプまで搭載したモデルなど、種類は様々。また最近では、PCと接続するためのUSB端子を装備し、オーディオインターフェイス機能を兼ね備えたモデルなどもあり、ご自身の用途、使い易さ、ご予算に合わせてじっくりお選びください。
一般的なミキサーの大半を占めるアナログミキサーは、入力された音声信号をアナログのまま、音量や音色を調整し出力することができます。デジタルエフェクトやUSBオーディオインターフェイスを搭載した商品もあります。
入力した音声信号をデジタル変換(A/D)し、デジタルデータとして処理を行います。本体サイズは小さいですが、多トラック(24/48)を同時に再生することが可能です。また、デジタルレコーダーやプロセッサからのデジタル信号を直接入力することもでき、音質が劣化しないので、オーディオの現場で普及しています。フェーダーやイコライザー、AUXの送り量までも記憶するなど、自分の使いやすいようにメモリーが可能です(一部製品には搭載されていないので注意が必要)。
ミキサーとしての機能はアナログミキサーと同じですが、パワーアンプを内蔵しており、SRスピーカーを直接接続することができます。セッティングがシンプルになる為、小‐中規模のカラオケ、コンサート会場で重宝されています。スピーカー接続端子として、スピコンやフォン端子を備えています。
コンデンサーマイクの使用が前提の場合には、マイクが必要とする電圧のファンタム電源が搭載されているかどうか確認することをお忘れなく!
【参考】ファンタム電源について
パーソナルタイプの比較的小型なミキサーを選ぶ際のポイントは、使いたいマイクの本数や楽器の種類を確認して、必要な入力を装備するモデルを絞り込むことです。例えば、歌の他に、シーケンサーによる演奏という構成なら、マイク入力のほか、シーケンサーを接続する為のLINE入力が最低限必要になります。ドラムセットをマイク録りするなら多数のマイク入力が必要です。
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