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代表からの緊急メッセージ

2011/03/17

 3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生いたしました。これにより多くの方の尊い命が失われたことに、深い哀悼の意を捧げると共に、被災された皆様、そしてそのご家族の方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 既に被災地には様々な物資が届けられ、海外からも救助隊だけでなく、多種多様の支援が続々と現地に送られています。サウンドハウスとしても、社員が一体となって何かできることはないだろうかと考え、今週から弊社が取り扱っているペットボトルの水の配送を始めました。しかしながら、被災地の問題は複雑で、困難を極めています。現状の緊急課題は、1.燃料が足りない 2.車両が足りない(海に流された、積雪に阻まれる、道路事情、その他) 3.通信手段が限定的で情報が極端に不足している ということに尽きるかと考えております。つまり、物資はあっても、それらを本当に必要な、今もって孤立している人々に、まだ届けられない状態が続いているのです。そして現状では行政も対策が後手に回り、目先の対応に追われる状態になっています。その結果、現地の行政に直接確認して分かったことですが、一部保管倉庫では、すでに応援物資があふれ始めているとのことです。しかしながら、実際にはそれらの配達手段、行き先の情報が極端に不足している為、いまだ支援を全く受けることさえできない人々が大勢存在しています。被災者のつらい思い、そして冷えと飢えに困窮していることを考えると、とても胸が痛みます。

 自衛隊では、こうした人々の捜索活動と救助、支援物資の輸送を行っているとのことですが、それにも限界があるようです。テレビ番組では、米軍のヘリが独断で食糧の配給を始めていると報道されていました。車両が到達できない場所に向けて、空からトラブルスポットを見定め、そこにヘリコプターを着地させ、アメリカから届けられた食料等を被災者の為に直に手渡しているのです。正にこれこそ支援の神髄であり、行政の枠や諸々の既成概念を乗り越えて、今、自分ができることをする、という気持ちの表れが大事であることを思わされました。できることならば、弊社の関連会社が運営している天然温泉も、ヘリで現地に移設し、皆様に体が芯から温まるお風呂に入って頂きたい、と夢のように考えていたところです。

 今から25年程前、若き日の自分は、フィリピン、バングラディッシュ、インドネシア等、東南アジア界隈の貧しい地域に出向き、貧困に悩む人たちに何かできることがないものかと、現地で様々な奉仕活動に携わりました。現在、53歳になりましたが、何か、救援活動に携われないものかと考えております。物資を提供すること自体は簡単なのです。水の配送もトラックのガソリンさえあれば、自治体から指定された場所まで届けることはできます。しかし、今、助けを最も求めている人達の所にそれらが届けられないとするならば、どうすればよいのでしょうか?被災地にお住まいのサウンドハウスのお客様にどのように手を差し伸べるべきなのでしょうか。また、八戸市、三陸海岸沿いの町々、仙台周辺、福島県、その他、被災地各地にお住まいの大勢のお客様から頂いた注文品の発送が宅配事情から保留されたままになっている状態を真摯に受け止めるならば、するべきことがきっとあるはずです。サウンドハウスの代表として、今、決断を迫られています。

株式会社サウンドハウス
代表取締役

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