
光源とは、光を発生させる装置や物質の総称です。舞台照明では、光源の種類によって明るさ、色、演出効果が大きく変わります。LED、ハロゲン、放電ランプなど、光の性質や用途に応じて使い分けられます。

LED(発光ダイオード)は、半導体に電流を流して発光する省電力・長寿命の光源です。発熱が少なく、色変化や調光が容易で、舞台照明では多彩な演出が可能です。RGBやRGBWなどの素子構成により幅広い色表現ができ、現在のステージ照明の主流となっています。

パーライトなど舞台照明で現在最も多く用いられている電球です。白熱電球と同様にフィラメントがあり、不活性ガスに、ヨウ素、臭素などのハロゲンガスが微量含まれており、白熱電球よりも明るくなります。電源を投入すれば即座に点灯します。

一般家庭でも昔から良く用いられている丸いガラスの電球です。電灯を広めたトーマス・エジソンで有名な白熱電球ですが、ガラス球内に不活性ガスが封入されており、発光部分となるフィラメントに電気を流すことで発光します。

ムービングヘッドなど大型の照明機材に使用されている放電球です。基本構造は水銀灯と同一でアーク放電による発光を利用したものです。高輝度で、寿命も長く、強い白色が魅力です。放電し安定させるまでに時間がかかる場合があります。初回以降、再点灯するのに時間がかかります。

レーザー光は、位相のそろった光が一点に集中して放射されるため、非常に強い指向性と高い輝度を持つ光です。直進性が高く、細いビームを長距離まで保てるため、舞台照明では空間演出やビーム効果に多用されます。また、色の純度が高く、視覚的インパクトの強い演出が可能です。
照度とは、ある面にどれだけ光が当たっているかを示す量で、単位は lx (ルクス) です。数値が高いほど明るく見えます。舞台では、主役・背景・客席など、目的に応じて照度を調整します。
ろうそく
10lx
街灯下
50~100lx以上
室内蛍光灯下
300~800lx以上
晴天時の日陰
10,000lx以上
薄雲
30,000~50,000lx
晴天時の日向
100,000lx以上
光束は、光源が全方向に放つ光の量を示す指標で、単位は lm(ルーメン) です。光源そのものの明るさを比較する際に使用されます。LED照明では特に重要な指標です。
「光の量」を直感的にイメージしよう
電球を「全方向に水が飛び出すシャワー」だと想像してください。そこから360度すべての方向へ飛び出す「水の粒の合計」が光束(ルーメン)です。
光束
特定の向きだけでなく、全方位に放たれる光をすべてひっくるめた「量」のこと。
水流
勢いではなく、1秒間に全部で何リットルの水粒が出ているかと同じ考え方です。
かつての電球は「W(ワット)」で明るさを選んでいましたが、これは「電気を消費する量」の単位です。
今のLEDは、少ない電気で効率よく「光の粒」をたくさん出せるため、ワット数だけでは本当の明るさが分かりません。実際にどれだけ光が出ているかを示す「ルーメン」を確認することが、正しい明るさ選びの基準になります。
色温度は光の色味を示す指標で、単位は K (ケルビン) です。(K)
色温度の選択は、舞台の雰囲気づくりに直結します。

ガラスは素手で触ると手の油脂が付着し、点灯させた際に破損の原因となる場合があります。手袋を着用するなどして、手の油脂が付かないように取り扱いしてください。ついてしまった場合は、アルコールなどで必ず脱脂してください。
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