電子ドラム(エレクトリックドラム)とは、打感を検知するセンサーを通じて音源モジュールに信号を送り、ドラム音を鳴らす楽器です。
今日ではアコースティックドラムに引けを取らないほど表現力豊かな、メジャーな楽器として認められており、今もなお年を追うごとに進化を続けている電子ドラムにこれからも目が離せません。
電子ドラムは、音量が小さく、省スペース。さらに手頃な価格で手に入るモデルもラインナップされており、自宅に導入しやすいためドラム初心者にもおすすめです。初心者がドラムを始める上で大切な事は、ドラムのことを人一倍好きになり、興味を持ち続けること。そのためにはドラムが自宅にあり、手軽に演奏できる環境が身近にあることが一番です。ドラムに触れる機会を増やすことが、上達への近道となります。
またモデルによっては、自身の演奏をチェックするための録音機能や、トレーニングメニューを備えた練習機能など、上達をサポートする電子ドラムならではの魅力がたくさん詰まっています。
電子ドラムは、その名前からアコースティックドラムと比較されることの多い楽器ですが、それぞれに適した用途、環境があります。
どちらが優れているというようなものでもないので、ご自身の演奏環境や用途に応じて適したものをお選びください。
電子ドラムは打面にラバーやメッシュ、シリコン等の素材を使用しているため、静穏性に優れています。
アコースティックドラムを設置するにはしっかりとした防音設備が必要となるため、練習用に電子ドラムの設置を検討する方も多くいらっしゃいます。
電子ドラムのパッドには演奏による振動を検知するセンサーが内蔵されています。
音源モジュールはセンサーの信号を受けとり、MIDI信号に変換した後対応する音を出力する仕組みとなっているため、様々な音を出すことができます。
また、MIDI信号を扱っているためDAWソフトを使用してMIDIレコーディングを簡単に行うことも可能です。
かつては、電子ドラム否定派の人も多く、アコースティックドラムには到底及ばないという意見もあったものの、近年では、電子ドラムならではの長所も認められてきています。
静音性に優れたパッドを採用しているモデルが多く、ヘッドホンを使用すれば打撃音、振動による騒音以外が外部に漏れることはありません。
多少の防音対策と十分な振動対策は必要ですが、集合住宅の多い日本でも比較的導入しやすい楽器と言えるでしょう。
電子ドラムの音源モジュールには様々な音色が収録されており、演奏スタイルに合わせてキット構成を変更したり、音量バランス、エフェクトを自在に調整することが可能です。
キットを複数保存することも可能、ボタン一つでキットの切り替えができるため、多ジャンルの曲を演奏する際等に活躍します。
電子ドラムの多くは音源モジュールにレコーディング機能が備わっており、ボタン一つで自身の演奏を録音できるため、自身の演奏をその場でチェックしながら効率よく練習することができます。
また、USBケーブルを使用してMIDI信号を送信できるモデルも多くありますので、DAWソフトを使用してのレコーディングも手軽に行うことができます。
ラックタイプの電子ドラムはアコースティックドラムと比べて省スペースで設置できるモデルも多く、中には折りたたみ可能なモデルも存在します。
PLAYTECH / PDS-250II
ドラム初心者にまずおすすめしたいモデル。スネアパッドにメッシュヘッドを採用しており、アコースティックドラムの打感で練習することができます。
PLAYTECH / PDS-750
スネア、タムパッドが全てメッシュヘッドになっており、よりアコースティックドラムに近い感覚で演奏できます。本格的に練習をスタートさせるには最適な電子ドラムです。
PLAYTECH / PDS-150II
電子ドラムとしては驚異的な価格を実現した人気モデル。静音性に優れ省スペースで設置できるため、気軽にドラムを始めることができます。
PLAYTECH / PDS-1000
アコースティックドラムのルックスを再現した本格電子ドラム。ドラム初心者はもちろん、本格的に演奏を楽しみたいプレイヤーにもおすすめのモデルです。
ROLAND / TD-02KV
コンパクトながら本格的なサウンド、表現力、演奏性を備えた電子ドラムセット。スネアにメッシュヘッドを搭載し、初心者の自宅練習にも最適なモデルです。
ROLAND / TD-07KV
スネア、タムには静粛性に優れた独自のダブル・メッシュ・ヘッドを採用、コンパクトながらも本格的な演奏が可能、初心者から経験者まで幅広いユーザーにおすすめです。
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