オシャレな楽器や機材はWEB上でたくさん紹介されていますが、実はそのパッケージにもこだわりが詰まっています……!この企画では、毎日商品の発送を行うサウンドハウススタッフにより厳選された、気になる商品パッケージをピックアップ。音楽機器のパッケージを、芸術性、意外性、面白さなど、様々な視点から眺めてみましょう!
パステルカラーのパッケージに、もちっとした小麦色のキャラクターが特徴的なEffects Bakeryのエフェクター。エフェクトごとに「ベーグル」「フランスパン」「クロワッサン」「クリームパン」など、それぞれのイメージキャラクターが描かれており、思わずかぶりつきたくなるほど愛らしい。
こちらの国産エフェクター「命を吹き込まれたパン」というデザイン・コンセプトは、ある意味で日本的な発想なのかもしれません。いつかは「アンパン」エフェクターが登場することを心待ちにしています。(景山解説員)
1960年代イギリス。そこには社会に属しながらも、社会に抗い続ける若者たち“モッズ”の姿があった。ロック、アート、ファッションなど、彼らの生み出した新しい価値観が一世を風靡したこの時代は自由と活気に溢れていた。
年月の流れを感じさせる色褪せたユニオンジャックは、その時代を生き抜いたかつてのyouthたちから、これからの時代を生きる現代のyouthたちへ贈られた道しるべのように思える。(景山解説員)
和風な装いの紙袋にはぎっしりと籾殻が詰められた、高級感を感じさせる和モダン・テイストなパッケージ。その堂々たる佇まいはパッチケーブル以上の存在感を放ちます。深い藍色の封印のシールは、パッチケーブルの色味と見事にマッチ。雷の語源のひとつに「神が鳴らすもの」という説があるが、その名にふさわしい逸品。(景山解説員)
大人になるにつれ遊び心が失われるという話を聴いたことがあるが、成熟した大人にこそ心の余裕「アソビ」が必要ではないだろうか。箱型の車体に愛らしい丸目のライト。フロント部分にはフォルクスワーゲンのロゴが配された手乗りサイズのマイクロバスは、世界最小クラスのレコードプレーヤー。インテリアとしても人気が高いが、是非ともレコードの上をくるくると走らせていただきたい。(景山解説員)
いつもの段ボール箱が届き、くしゃくしゃの緩衝材を取り除くと、そこにはヘッドホンを着け満足気に微笑む爽やかなイケメ…外国人男性の姿が。少しスモーキーな香りが漂ってきそうなその画は、このヘッドホンが本当の意味での大人のリラクゼーションを叶える商品であることを物語っているようだ。私はこのヘッドホンに西洋人男性の名前を付けた。(清水解説員)
川の流れ、植物の葉脈、まどろむ生き物。このウクレレが生まれたアメリカ、オレゴン州の豊かな自然を思わせる線画が特徴的なパッケージです。水面に浮かぶ小船では女性がウクレレを弾き、シカや鳥たちが耳を傾ける。アウトドアの楽しみ方を知っている人にうってつけなウクレレです。(景山解説員)
このハーモニカの特徴である「静けさ」を、日本の戦国の世を音もなく渡り歩いた「忍」に例えたこのセンス。「消音効果・メンテナンス性・演奏性をひとつに」という商品の特徴は、まさに効率化を極めた忍そのもの。商品本体の黒とシルバーの配色もどことなく忍を彷彿とさせる。イラストではなく実写である点も評価が高い。(清水解説員)
彼がスッと内ポケットから取り出したのは、缶コーヒー……ではなく、筒状の入れ物に入れられたカズー。年季の入ったサックスに似た音色のその楽器をくわえ、彼はジャズのセッションに吸い込まれていった。イギリスのメーカーによるこのカズー。かつてアフリカからアメリカに持ち込まれた民族楽器の外装に、チェックスーツを着た得意顔の紳士を用いるところにイギリスらしいユーモアを感じる。(清水解説員)
芥川龍之介の作品の中で、主人公が地獄から極楽へ這い上がるためにつたったのも蜘蛛の糸でした。強靭さとしなやかさを備えた蜘蛛の糸をイメージさせる、ギター弦のパッケージ。危険を知らせる黄色地に黒のデザインと、大きく発達したクモの顎はおどろおどろしく、その迫力のごとく製品の性能は抜群です。(景山解説員)
音楽の授業で吹いた懐かしのピアニカが、「大人」になって帰ってきました。落ち着いたカラーにシンプルなデザイン。アコーディオンを彷彿とさせる、おしゃれで深みのある音色。子供時代にお馴染みのピアニカより、ちょっぴり「身長」も高めです。
子供のころ、音楽の授業で吹いた記憶はあるけど、長らく楽器から遠ざかってしまっていた……。そんな方に、ぜひ手にとっていただきたい楽器です。スキマ時間に簡単な音を出してみるだけで、ゆったり豊かな気持ちになれます。(景山解説員)
もはやパッケージでもない丸裸のピックの推薦。あまりのインパクトに発送作業中に思わず手が止まってしまうのも無理のないこと。多くの修羅場を潜り抜けてきたであろうベテランバンドが今更何に驚くことがあるのか。ついつい想いを馳せてしまう商品である。ライブ中にがんばってGETしてみたい逸品。(清水解説員)
ブルーベリーの収穫時期は6月中旬から夏にかけて。エプロンを広げ、小さな果実を一粒ずつを摘み取る様子は心象風景のひとつとなっている。出荷を待つのは青いブルーベリーが描かれた爽やかな白地の段ボール箱。その中にはサクラの木箱に丁寧に詰められた高級コンデンサーマイクが静かに眠っている。(清水解説員)
ラーガ・ロックに心酔するスタッフ一押しのこちらのパッケージ。シタール・ビートの名盤を彷彿とさせる淡いグリーンカラーにあしらわれたエキゾチックなインド模様。神秘的なシタールの音色が脳裏に響き渡ります。メーカーのトレードマークである印象的なお顔もしっかりと。(清水解説員)
透明なビニールの袋からその姿があらわになっているのは、トロピカルなスイカ柄のウクレレ用ギグバッグ。果物なのか野菜なのか、度々議論になるウリ科の植物。夏の風物詩であるスイカの断面を惜しみなくプリントしたこのバッグ。汗のしたたる夏場の野外ライブも元気に乗り切れそう。(清水解説員)