甲斐バンド、ソロで活躍する日本を代表するギタリスト、田中一郎氏によるARISTIDESブランドの新製品「060」のレビューです!「060」のベーシックモデルから、S-S-H配列のダンカンピックアップにし、HIP SHOT製トレモロブリッジにするなど、一郎氏がこだわるカスタマイズを施したモデルが完成しました。カスタムの自由度を高めた「060」の魅力に迫ります!
田中一郎氏レビュー
「まず、ケースを開けた瞬間、その美しさにビックリ!ニコニコで弾いてみると、これが不思議なくらいしっくり!だいたい美しいものには落とし穴があるもんですが、これにはないみたいです(笑)。カスタム・オーダー・シートに従って選んでいきましたので、仕様に関しては前以って分っていたことなのですが、実現すると嬉しいものです。まずは、ピックアップのレイアウト、セレクターのタイプを選ぶ。ブリッジを、ハードテイル、フロイトローズ、通常のアーム系から選ぶ。指板を、エボニー、ローズ、メイプルから選ぶ。そしてフレットの材、形状を選ぶ。
ここまででも充分に楽しく、夢が拡がります。さらに指板インレイの有無や、サイド・ポジションの色を選んで、ボディー・カラーへと。
最後に、金属パーツの色を決めて終了!実際に選んだ時は、本当にこれで良いのかと、何度も戻って確認しました。そしてオーダー・フォームを送ったのが、3月3日。それから待つこと三ヶ月。えっ? 早いですよね?一号機の010、そして020も素晴しかったのですが、更に進化した060、究極かもです。ボディ&ネックが一体成型という利点を最大限に活かしたライン。バランスもバッチリです。セレクター・スイッチやポットも、新たに採用したパーツのようで、感触は最高です。肝心の鳴りは、薄めの塗装のメイプル指板との兼ね合いなのか、適度なバウンド感が加わりずっと弾いていたくなるようなご機嫌さです。予想を遥かに上回る出来映えのこのギター。長く付き合いそうです。12Fには、060 ではなく、16 というインレイにしていただき、マイ・モデル感満載です。
あ~ぁ、早くライブがしたくて、たまりません!」田中一郎
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ARISTIDES 「060」カスタムオーダーリンク