超高速USB3.0 SuperSpeedインターフェース

USB2.0の10倍、FireWire 800の6倍もの転送速度を誇るUSB3.0 SuperSpeedインターフェース規格を採用し、クラス最速の2.0msの超低レイテンシ*を実現。また、コンピュータのジッター(ごくわずかなタイミングのズレ)による影響を受けないアシンクロナス伝送により、原音にきわめて忠実なオーディオ信号の録音と再生を可能にします。

* サンプリング周波数96kHz、バッファサイズ32サンプル設定時の往復レイテンシ(実測値)。

AD/DAコンバータ

A/Dコンバータには業務用マスターレコーダー等で使用されているAKM社の「AK5388」を、D/Aコンバータには120dBのダイナミックレンジを誇るAKM 社の「AK4413」を採用。ハイエンドなオーディオ機器で使用されている高音質なオーディオチップが、抜群のサウンドクオリティを約束します。

また、AD/DA変換時に4倍のサンプリングレートで処理するアップサンプリング機能を内蔵。元のサンプリングレートが44.1kHzや48kHzの場合、内部処理では176.4kHzまたは192kHzとして動作します。これにより、A/D変換ではエリアシングノイズ(折り返しノイズ)のないサウンドとなり、D/A変換ではこれまで以上にクリアで明瞭なサウンドとなります。

さらに、『UAC-8』をコンピュータやiPadと接続していない時は「スタンドアロンモード」として動作し、単体で8チャンネルのマイクプリアンプまたはAD/DAコンバーターとして利用することが可能です。

PC/Mac/iPadに対応

PC/Mac*/iPad**で使用できる互換性の高さも、『UAC-8』の魅力の一つです。USB 3.0/USB 2.0ポートを搭載したWindows/Macコンピュータはもちろん、クラスコンプライアントモードでiPad用のオーディオ/MIDIインターフェースとしても使用可能。GarageBand等の音楽制作アプリと組み合わせて、iPadならではの直感的なタッチ操作で、インスピレーションの赴くままに高音質なレコーディングが行えます。

* Mac版ドライバは、2015年6月のリリース予定です。

** iPadで使用するには、Apple iPad Camera Connection Kitが別途必要です。

もっと見る

最大18イン/20アウトの豊富な入出力

【アナログ入力】

フロントパネルに、マイクおよびラインレベルのオーディオ信号を入力できる、8系統のXLR/TRSインプットを配備。Hシリーズで培った高性能マイクプリアンプを搭載し、最大+60dBまでの増幅が可能。INPUT1/INPUT2にはHi-Zスイッチが用意され、ギターやベースのダイレクト接続にも対応します。インプット別のGAINボリュームとCLIPインジケーターは、録音時の適切なレベル合わせをサポート。さらに、コンデンサーマイクの使用を可能にするファンタム電源スイッチも用意されています。

【アナログ出力 】

リアパネルには、モニタースピーカー等へのマスター出力用として、バランス接続のTRSアウトプット(L/R)を装備。多チャンネルのモニタリングや外部エフェクトなどの接続に便利な8系統のチャンネル別アウトプットも用意されています。

フロントパネルには、スムーズな音量調整を可能にする大型のアウトプット・ボリュームと、2系統の独立したヘッドフォンアウトを備え、レコーディング時のサウンドチェックが快適に行えます。

【デジタル入出力、MIDIインターフェース 】

ADATオプティカル入出力とS/PDIF入出力を装備し、最大10チャンネルのデジタルオーディオ信号の入出力が可能。アナログ入出力と合わせて、トータルで最大18インプット/20アウトプットのオーディオ信号を取り扱うことができます。また、2台以上のデジタル機器を同期させるのに欠かせないワードクロック端子も入出力両方に対応。1イン/1アウトのMIDIインターフェース機能も備え、キーボード/ドラムパッドなどのMIDIコントローラーや、シンセサイザー/リズムマシンなどのMIDI音源モジュールが、お使いのDAWソフトと連携して利用できるようになります。

ミキサーアプリで拡がる、さらなる可能性

「UAC-8 MixEfx」は、UAC-8専用のミキサーアプリケーションです。コンピュータ上から、入力18チャンネルとコンピュータの再生20チャンネルを、 全20チャンネルの出力に自由にルーティングすることができます。チャンネルごとにゲイン調節、LO-CUT、位相反転、入力レベルを自動的に調節する オートゲイン機能のON/OFF設定が行える他、リバーブ/ディレイなど8タイプのモニター用エフェクトや、PC/Macの再生出力を再度コンピュータに送り戻すループバック機能も利用可能。例えばUstreamを行う際に、PC/Mac上の音楽プレイヤーでBGMを再生し、それをバックにマイク/ライン入力をミックスして配信することが可能になります。これらの各種設定をワンタッチで3種類まで保存でき、いつでも瞬時に呼び出すことが可能です。