スタジオワークを一新

オーディオエンジニアにとってThunderboltは、まさに次世代への扉を開くテクノロジー。Thunderboltを採用した『TAC-8』は、8チャンネルの高品位アナログ入力に加えて、最大10チャンネルのデジタル入力をほぼゼロレイテンシで転送可能。アナログ/デジタル両対応のフレキシブルな入出力、使い勝手に優れたユーザーインターフェース、Thuderboltの圧倒的なパワーとスピードが、クリエイターのニーズに応えるワンランク上のスタジオワークを実現します。

Thunderbolt ── 無双の最高速インターフェース

USB3.0の2倍以上、Firewire 800に対しては12倍、USB2.0との比較では実に20倍ものスピードを誇る究極の高速インターフェース、それがThunderboltです。インテル・ラボとアップルが共同開発したこの革新的なインターフェースは、10ギガビット/秒の驚異的な信号転送能力を実現し、レイテンシは実質的にないに等しいレベルにまで到達しました。また、Thunderboltテクノロジーを使用した『TAC-8』は、コンピュータのジッター(ごくわずかなタイミングのズレ)による影響を受けることがありません。 A/DコンバーターにAKM社の「AK5388」、D/AコンバーターにAKM社の「AK4413」といったプロオーディオ機器に搭載されているハイエンドパーツを惜しみなく採用し、入力から出力に至るまで淀みの無いピュアで鮮明なオーディオ信号を提供します。

最大18イン/20アウトの豊富な入出力

【 アナログ入力 】

フロントパネルに、マイクおよびラインレベルのオーディオ信号を入力できる、8系統のXLR/TRSインプットを配備。Hシリーズで培った高性能マイクプリアンプを搭載し、最大+60dBまでの増幅が可能。INPUT1/INPUT2にはHi-Zスイッチが用意され、ギターやベースのダイレクト接続にも対応します。インプット別のGAINボリュームとCLIPインジケーターは、録音時の適切なレベル合わせをサポート。さらに、コンデンサーマイクの使用を可能にするファンタム電源スイッチも用意されています。

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【 アナログ出力 】

リアパネルには、モニタースピーカー等へのマスター出力用として、バランス接続のTRSアウトプット(L/R)を装備。多チャンネルのモニタリングや外部エフェクトなどの接続に便利な8系統のチャンネル別アウトプットも用意されています。 フロントパネルには、スムーズな音量調整を可能にする大型のアウトプット・ボリュームと、2系統の独立したヘッドフォンアウトを備え、レコーディング時のサウンドチェックが快適に行えます。

【 デジタル入出力 】

ADATオプティカル入出力とS/PDIF入出力を装備し、最大10チャンネルのデジタルオーディオ信号の入出力が可能。アナログ入出力と合わせて、トータルで最大18インプット/20アウトプットのオーディオ信号を取り扱うことができます。また、2台以上のデジタル機器を同期させるのに欠かせないワードクロック端子も入出力両方に対応。シンセサイザーやシーケンサー、ドラムマシンなどの同期に便利なMIDI端子も装備しました。Thunderboltのスピードが、デジタルオーディオ、クロック、MIDIの精密な同期を約束します。

ミキサーアプリで拡がる、さらなる可能性

「TAC-8 MixEfx」は、『TAC-8』専用のミキサーアプリケーションです。コンピュータ上から、入力18チャンネル、コンピュータの再生20チャンネルを、全20チャンネルの出力に自由にルーティングすることができます。チャンネルごとにゲイン調節、LO-CUT、位相反転、入力レベルを自動的に調節するオートゲイン機能のON/OFF設定が行える他、リバーブ/ディレイなど8タイプのモニター用エフェクトや、Macの再生出力を再度コンピュータに送り戻すループバック機能も利用可能。例えばUstreamを行う際に、Mac上の音楽プレイヤーでBGMを再生し、それをバックにマイク/ライン入力をミックスして配信することが可能になります。これらの各種設定をワンタッチで3種類まで保存でき、いつでも瞬時に呼び出すことが可能です。