
リモートMIX。ダイレクトREC。
LiveTrak™『L-20R』は、iPadを使ってパフォーマーがステージ上からミキシングできるラックマウント型デジタルミキサー。20チャンネル入力、22トラックレコーディング、6系統のモニターミックスを、ワイヤレスでコントロール。あらゆるライブ会場に対応する、ミュージシャンのためのコンプリートソリューション、それが『L-20R』です。

ポータブルでパワフル
16チャンネルのモノマイク/ライン入力と、2組のステレオ入力を装備した『L-20R』は、多チャンネルを要するステージにも対応可能です。2系統のエフェクトバスのほか、各チャンネルには3バンドEQ、パンポット、コンプレッサーを内蔵しています。

22トラック同時録音
ステージでの演奏中に、20チャンネルとステレオミックスをSDカードへダイレクトにレコーディング(*)でき、そのデータをDAWに転送して最終的な編集ができます。
* 96kHzサンプリング選択時は、エフェクト、EQ、オーバーダブ、マスタートラック、オーディオ・インターフェース機能が使用できません。また、MONITOR OUT A~Fから個別のミックスバランスを出力できません。

パフォーマー別にモニターミックス
6系統の独立モニター出力を装備した『L-20R』は、パフォーマーそれぞれに聴きやすいモニターミックスが行えます。
専用出力の装備により、PAミキサー側でメインミックスとサブミックスを簡単に切り替えることも可能です。

iPadでミックス
iPadアプリ『L-20 Control』を使用すれば、フェーダーレベルやEQのセッティング、チャンネルエフェクトなど、会場のどこからでも、6系統のモニター+マスターミックスをワイヤレス(*)に調節可能。最大7台のiPadを接続して、各演奏者がそれぞれのiPadから自分のモニターバランスを調節することができます。
* 付属BTA-1使用時、見通しの良い室内で10mまで通信できます。

シーンリコール
LiveTrak™『L-20R』のシーンリコール機能を使用すれば、フェーダー設定やモニターミックス、EQセッティング、エフェクト等をセットにした最大9種類のシーンを瞬時に呼び出すことができます。

抜き差しが容易
ケーブルの抜き差しを容易にするため、入出力端子がまとめられたリアパネルを上方に向けることも可能。ハンドル部分がスペーサーの役割を果たし、ノブやスイッチ類を保護します。ライブコンサートの配線作業が、よりスピーディーにより効率的に行えます。

USBオーディオ
『L-20R』は、22イン/4アウトのUSBオーディオインターフェースとしても使用できます。インプットからの信号をDAWやストリーミングソフト、iOSデバイス*へ送りながらSDカードにレコーディングできます。
* Apple Lightning - USBカメラアダプタが別途必要です。

各種コントロール
(A)チャンネルストリップ
16系統のモノラル入力には1ノブタイプのコンプレッサーとゲインノブを装備。最新のマイクプリアンプを内蔵し、-128dB EINの超低ノイズと最大+60dBのゲイン調節が可能です。
(B)ディスプレイ
プロジェクトの作成/呼び出し、レコーダー等の各種設定を表示するバックライト付き液晶ディスプレイ。エンコーダーノブと組み合わせて、快適な操作が行えます。
(C)Bluetoothアダプタ
付属Bluetoothアダプタ(BTA-1)を使用してマスターコントローラーとなるiPadと『L-20R』をBluetooth接続。さらに6台のiPadとマスターiPadをWi-Fi接続でき、最大7台のiPadでリモート操作が行えます。
(D)トランスポートキー
シンプルな操作でマルチトラック録音が行える、REC/PLAY/STOP/FF/REWの各種トランスポートキー。OVERDUBボダンで、既存プロジェクトに重ねてオーバーダビングすることも可能です。
(E)6系統のモニターミックス
マスターミックスとは別に6系統のモニター用サブミックス(フェーダー位置のみ)を自在に作成可能。ヘッドフォンまたはパワードのモニタースピーカーを接続できます。
(F)オペレーター用ヘッドフォンアウト
PAミキサー用の専用ヘッドフォンアウトを装備し、各モニターミックスやマスターミックス、トラックソロを自在に切り替えてモニターできます。
(G)USBポート
録音ファイルなどの転送やオーディオインターフェースとして動作可能なUSBポートを装備。
(H)SDカード
最大512GBのSDカードに対応しています。

入出力端子
(I)モニターアウトとマスターアウト
最大6系統の個別モニターミックスを出力できるモニターアウトに加えて、ステレオL/R出力のマスターアウトを装備しています。
(J)豊富なインプット
チャンネル1~16には、マイク/ライン入力が可能なXLR/標準フォーンのコンボ入力ジャックを装備。チャンネル1/2はギターなどの楽器を直結できるHi-Z切替スイッチを、チャンネル3~16には過大入力に対応するPAD(26 dB減衰)スイッチを搭載しています。チャンネル17/18と19/20には、標準フォーンとRCAコネクタが用意され、キーボードやオーディオ機器などのステレオライン信号を入力できます。