リハーサルスタジオ、カフェなどの小規模なライブPAにも使える12チャンネルの本格的なミキサーに、演奏者一人ひとりに異なるミックスを送れる5系統のモニターアウトと、各トラックの音を個別に記録できるレコーダー機能をビルトイン。さらに、14イン/4アウトのUSBオーディオ・インターフェース機能を統合。

ライブ演奏のミックス、モニター、レコーディングを1台で。

直感的にミックス

モノラル8チャンネル、ステレオ2チャンネル、合計12チャンネルの入力を備える『LiveTrak L-12』は、メニューに入ることなく、アナログミキサーのように全ての設定をキーやノブでフィジカルに操作可能。各チャンネルには、3バンドEQを搭載し、モノラルチャンネルにはコンプレッサー機能、高品位なセンドエフェクトも搭載しています。視認性に優れた12セグメントのLEDメーターも備え、ライブ演奏のミキシングを思いのままに行える高い操作性を提供します。

マルチに録音

最高24ビット/96kHzのWAVフォーマットで全12トラックの同時レコーディングが可能。フェーダー通過前の信号を録音するため、ライブ中のミックス操作の影響を受けずに各トラックの音をSDカードに記録できます。ミックスダウンやオーバーダビングが行えるほか、録音データをコンピュータに移して、DAWでさらに本格的なオーディオ編集作業が行えます。

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5系統のモニター

5系統のモニターミックスを出力できるヘッドフォンアウトを装備し、演奏者一人ひとりに、好みのミックスバランスを供給することが可能。ハイパワーなヘッドフォンアンプを内蔵し、ラウドなステージでも余裕の大音量でヘッドフォンを鳴らすことができます。

ライブ仕様の各種機能

チャンネルストリップ ( 1 )

各チャンネルに、フェーダーボリューム、MUTEスイッチ、録音と再生を切り替える「REC/PLAY」スイッチ、EQ/PAN/エフェクトセンドを調節する際の対象チャンネルを選択する「SEL(SELECT)」スイッチを装備。さらに、8系統のモノラル入力には1ノブタイプのコンプレッサーとゲインノブも搭載しています。

EQコントロール ( 2 )

ハイ/ミッド(中心周波数可変式)/ローの3バンドEQとローカットフィルターを各チャンネルに搭載。

豊富なインプット ( 3 )

チャンネル1~8には、マイク/ライン入力が可能なXLR/標準フォーンのコンボ入力ジャックを装備。チャンネル1/2は、ギターやベースなどの楽器をダイレクトに接続できるHi-Z入力に対応し、チャンネル3~8は過大な入力も受けられるように、PAD(26 dB減衰)を搭載しています。チャンネル9/10と11/12には、標準フォーンとRCAコネクタが用意され、キーボードやオーディオ機器などのステレオライン信号を入力できます。

レコーダー機能 ( 4 )

シンプルな操作で、最大14トラック同時(12チャンネル+ステレオマスター)の高音質録音を可能にするレコーダー機能をビルトイン。オーバーダビング、パンチイン/アウト録音も可能です。液晶ディスプレイとエンコーダーノブの組み合わせで、各種設定を快適に行うことができます。

16種類の内蔵エフェクト ( 5 )

ディレイ、リバーブなどサウンドに奥行きを与える、16種類のセンドリターン・エフェクトを内蔵。各チャンネルのエフェクトセンドレベルでトラックごとのかかり具合を調整できるほか、「EFX RETURN」フェーダーで全体のかかり具合を一括して調整することも可能です。

ミキサー設定を保存するシーン機能 ( 6 )

最大9種類のミキサー設定を保存し、いつでも瞬時に呼び出すことができるシーンメモリ機能を搭載。複数のバンドが出演する対バン形式のライブでは、特に重宝する機能です。各シーンには、フェーダー位置、EQ、パン、ミュートなどのセッティングを保存できます。さらに、5系統の異なるモニターミックス(フェーダー位置のみ)を作成し、シーンごとに保存することができます。

スレートマイク、メトロノーム ( 7 )

レコーディング時のコメント入れやトークバックに便利なスレートマイクを内蔵。また、テンポ/音色/音量/プリカウントを設定できるメトロノーム機能も搭載。

オーディオ・インターフェース

『L-12』は、14イン/4アウトのUSBオーディオ・インターフェースとしても利用可能。コンピューターのジッタに影響されないアシンクロナス(非同期)転送システムを採用し、最高48kHzのサンプリングレートで、全12チャンネルの入力とマスターフェーダー通過後の信号をDAWに録音することができます。また、パソコンからの再生信号をステレオチャンネルに割り当てることもでき、バックトラックに合わせた同期演奏を行ったり、演奏者のヘッドフォンにクリックガイドを送ることも可能です。iOSデバイスとも接続(*)できるクラスコンプライアントモードにも対応しています。

* Apple Lightning - USBカメラアダプタが別途必要です。

ZOOM史上最高性能のマイクプリアンプ

EIN -128 dBuの超低ノイズフロアに、+60dBの最大入力ゲインを実現。音の入り口であるマイクプリアンプには、ZOOM史上最高性能をマークする高品位なオーディオ設計が施されています。

最高24ビット/96kHzのハイレゾ音質

SDカードへのマルチトラック・レコーディングでは、最高96kHzのサンプリング周波数、24ビットまたは16ビットのWAVフォーマットで、高精細なオーディオ録音が可能。オーディオ・インターフェースモードでは最高48kHzのサンプリング周波数に対応し、パソコンのDAWソフトでレコーディングすると同時に、SDカードにもマルチトラック・レコーディングを行うことができます。

便利なオートレコーディング機能

ある一定レベル以上の音に反応して自動的に録音を開始する、オートレコーディング機能を内蔵。この機能を利用すれば、ギターのコードやスネアのヒットをきっかけにレコーディングをスタートさせることが可能です。また、RECボタンを押す2秒前にさかのぼって録音できるプリレコーディング機能も内蔵。オンタイムよりも早くライブがスタートした場合でも、2秒前にまでさかのぼって頭欠けすることなく演奏を収録することができます。

USBメモリで録音データをシェア

USBメモリを接続できるUSBホスト端子を搭載し、マスタートラックを含む任意のトラックの録音データをUSBメモリに書き出すことが可能。例えば、ライブ演奏のステレオミックスを作ってバンドメンバーに配布することができます。また、各種ミキサー設定を含む全トラックの録音データ(プロジェクト)のバックアップをとることも可能です。