『DR-10SG』はTASCAM自社設計のショットガンマイクを搭載しています。スーパーカーディオイドと呼ばれる鋭い指向性を持つこのマイクは、マイクが向いている方向の音を狭い範囲で集音することができ、周囲の音に紛れることなく狙った音を録音することが可能です。
本体にシューアダプターを装備しており、カメラに『DR-10SG』を直接装着することが可能です。装着した状態でもファインダーを直接覗く動作の邪魔にならず、手持ちで撮影する際でもカメラ本来の機動性を損なうことなく収録ができます。
収録するシーンに合わせて、適切な音質を選択することが可能です。『DR-10SG』は、以下の4つのプリセットを搭載しています。
NATURAL:自然な音質で収録できるフラットな特性
STANDARD:標準的なビデオカメラ用ショットガンマイクの特性
INTERVIEW:インタビューや会話シーンなどの音声収録に最適な特性
FIELD:屋外での自然音収録などに最適な特性
カメラに直接装着する簡単なセッティングながら、リニアPCMモノラル録音が可能。ショットガンマイク部を含め設計段階において厳密な試聴評価を繰り返し行った他、電源部分には高品位なコンデンサーを採用し、コンパクトな設計ながら電源からのノイズの干渉を防ぐなど、高音質な音声収録を実現しています。
レコーダー部とシューマウント部の間にはフローティング構造を採用し、カメラ本体からの伝達ノイズや振動によるノイズを軽減します。加えて、カメラやレンズなどのノイズ源から距離を取ることで物理的にノイズを軽減するノイズアイソレーションアームが付属しています。オートフォーカスの駆動音が気になる場合はノイズアイソレーションアームを装着することで、ノイズを軽減することができます。
DSLRカメラやビデオカメラに出力する端子を装備。カメラと接続することで、カメラに『DR-10SG』と同じ音声を録音することが可能です。カメラメーカーによって入力レベルが異なることを考慮し、出力ボリュームを調節できるようになっている他、カメラのマイク入力に接続して最適な音量が得られる専用のアッテネートケーブルが付属しています。
※CAMERA OUT端子はヘッドホン端子と兼用
収録後の編集段階で、動画ファイルと音声ファイルの位置合わせにおいて基準となるスレートトーンを発音することができるジェネレーターを内蔵。録音開始・終了時に自動で発音され、スレートトーンの音量はOFF/LOW/HIGHの3段階で調節が可能です。付属のアッテネートケーブルでカメラと接続することで、カメラ側にもスレートトーンが記録されます。