現在、ミックス作業はスタジオのみならず、普段、皆様が過ごされている部屋など様々な場所で行われています。そこで問題となるのが、環境によって異なる音響特性。Genelec は、この部屋の特性による問題に着目し、どこで聴いても意図したバランスで再生される一貫したミックスを制作するためのソリューションを開発し続けてきました。その結果誕生したのが、Genelec が誇るスピーカーの測定/キャリブレーション/コントロールを一括して行うことのできるスピーカー・マネジメント・ソフトウェア、GLM(Genelec Loudspeaker Manager)。2.1ch GLM Studio は、このGLM のアドバンテージを即座に利用することが可能なパッケージです。導入した部屋の環境に起因する悪影響を、高度なアルゴリズムによって測定/キャリブレーションすることで、どんな場所でもバランスが変わることのないミックスが行える2.1ch のモニタリング環境を手に入れることができます。
サウンドにとって極めて重要となるスタジオ・モニターとサブウーファーのクロスオーバー周波数や位相の設定。これらの設定や調整もGLM ソフトウェア上で管理し、スタジオ・モニター/サブウーファーに搭載された内部DSP にて確実に、かつ簡潔な操作で設定することが可能です。また、必要に応じてサブウーファーのオン/オフもGLM 上で瞬時に切り替えが可能。2.1ch システムにありがちな煩わしい操作や難しいセッティングをすることなく、快適かつ確実に最適化されたモニタリング環境を構築します。
システムにサブウーファーを加えることによって、メインスピーカーが担う出力負荷を大きく軽減し、より高い音圧とダイナミクスを獲得。その結果、システム全体のサウンドはさらにクリアにブラッシュアップされ、ローエンドまで正確にモニタリングすることが可能となります。リスナーが楽しむコンテンツが多岐にわたる現在において、低域のディテールまで見渡せる正確かつパワフルなサウンドは、あらゆる音楽ジャンルにおいて大きなメリットをもたらします。