2009年 お客様へのご挨拶

 新年、明けましておめでとうございます。2009年も、サウンドハウスを宜しくお願いします。

  昨年度から危惧してきた世界的金融恐慌が、現実のものとなってしまいました。 100年に1度あるかないかの大恐慌と言われているだけに、今後の展開は未だに計り知れない部分が多いようです。 この煽りを受け、業種問わず、数多くの会社や店舗が打撃を被っており、それに伴い雇用状況も悪化しています。 そして原油や商品先物の相場も、暴騰をしているかと思いきや、歴史に残るほどの異常な暴落となり、為替相場も乱高下を繰り返しており、正に、末世の時代と言えるのかもしれません。

 このような厳しいマクロ環境をひしひしと肌に感じながらも、サウンドハウスは一昨年より計画してきた新社屋への移転を実現するために、粛々と準備をしてまいりました。 今までは成田市の本社ビルを中心として、その周辺にショールームや事務所を置き、近隣の土地に複数の外部倉庫を設立して、お客様の要望に応えるべく、人海戦術を尽くしながら、かろうじて持ちこたえてきました。 しかしながら、日々の出荷が数千件を越えるレベルになるにつれて限界を感じるようになり、もはや新たな物流システムを導入するとともに、倉庫を一か所に統合し、更なる効率化を推し進めなければならなくなりました。

 そこで登場したのが、成田市内にある野毛平工業団地の新社屋です。 元は米国NASDAQに上場しているアプライド・マテリアルズ社の日本支社ビルではありましたが、そこをサウンドハウスの新しい拠点として、新ロジスティック・センターを構築することにしたのです。 そしてこの大不況の中、自分も含めたスタッフ一同、年末年始を返上して、日夜、引越しの準備に専念してまいりました。 その結果、1年以上かけての大規模な内装工事を終えると同時に移転作業も大晦日に終え2009年新春を新社屋で向かえることができたことは、社員一同、感謝の念に耐えません。 これも、お客様の応援と、ご理解があったからと、心から感謝しております。

 これからもサウンドハウスは世情、経済がどれだけ混乱しようと、独自の路線を歩み続けながら、お客様に喜んで頂ける最善のサービスを提供するために、全力を尽くして参ります。 その路線とは、弊社が掲げる企業道であり、それは音楽というライフワークに順ずる道であり、この道を歩むことは、スタッフ一同の誇りでもあります。 これからも皆様のニーズに合わせた商品をタイムリーにリリースし、より優れたサービスを提供することができるように、心をこめて誠実に業務を遂行し、日々、様々な課題に真剣に取り組む所存です。

 激動の予感がする2009年、それでもサウンドハウスは前進して参ります。 「より良い商品をより安く」販売することは勿論のこと、昨年からの課題となっているクレジットカード関連のセキュリティ対策にも全力で取り組み続け、尚且つ、驚異的なコストパフォーマンスを実現した新製品の導入を実現して、お客様の期待に応えたいと考えております。 今年も、お客様の喜びが、自らの喜びである、というサウンドハウスの原点に立ち、スタッフ一同と共に精進してまいります。


株式会社サウンドハウス
代表取締役