2003年 お客様へのご挨拶

 行く年、来る年、慌しい時の流れの中、あっという間の1年。長いようで短い時間が過ぎ去り、再び新しい年を迎えようとしています。2002年、本当にありがとうございました。そして2003年、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

 サウンドハウス創業以来のモットーは、より良いものをいかにしてより安くお客様へお届けすることができるか、ということにつきます。これは、自分が「これは良い買い物をした」と、嬉しくなるような商品をお客様にし、共に喜んでいくという単純な発想から始まっているのです。その姿勢がお客様から高い評価を得て今日に至っていると確信しています。サウンドハウスは来年2月で創業10年を迎えます。これまでの間、大勢のお客様を始め、業者の方々、また多数の海外メーカーに大変お世話になりました。改めて感謝の意を述べさせて頂きます。お客様があってのサウンドハウスであり、そのお客様に喜んで頂き、励まされ、時には叱られながらも日々精進しながら全力疾走した結果、今日のサウンドハウスがあります。

 この10年という時間でサウンドハウスは大きく変貌をとげました。当初は犬小屋のような古ぼけた12畳の潰れた洋服店の跡地を利用して創業致しました。それから幾度となく引越しを重ねて現在では、数千坪の広大な土地に複数の倉庫、ショールーム、サポートセンター、オフィスを連ねながら、お客様によりグレードの高いサービスを提供できるよう社員一同努力致しております。

 今の時代はただ単に良いサービスと価格だけでなく、商品の納品に関してもスピードが重要視され、更に決済方法もWEBを活用したオンラインの処理が普及した結果、一世代前とは全く違った市場の様相となっています。これらの多面化した要望を満たすために、知恵を絞る日々の連続です。お客様からの注文商品を即日出荷するために適正在庫をプログラム化した上で売れ筋上品の確保に努めています。またWEBの急速な進展に伴い、フルタイムのスタッフを多数導入し、日々、ホームページを含めたあらゆる技術面のアップデートに追われています。ハード面における技術、サポートもより一層充実させていく必要があり、スタッフの増員と共にリペアーや各種問い合わせにおいても、顧客満足度を高めるために日々奮闘しております。

 サウンドハウスは確かに巷では有名な会社になり、かなりシステム化されている部分もありますが、実を申せば未だに人間臭さがあらゆるところに残っています。お客様との接点を持つために代表者である私も日々、最前線で電話営業にでており、「ありがとうございます、サウンドハウス中島です」と挨拶させて頂いております。その接点を見失ってはいけないと日々、自分に言い聞かせている今日この頃でもあります。

 そしてお客様からのコメント、多数のアンケートやお客様からの激励、時にはクレーム、お叱りなどWEB・電話・ファックスなどいかなるものも、全て会社のトップも含めて即座に担当者に連絡が行き、スタッフが1件1件目を通しながら厳しく弊社の不手際を見つめなおし、お客様への最善の対応をその場で話し合い、対応させて頂いております。またその一つ一つを会社の責任者がすべて目を通しながら、今後の糧とさせて頂いております。これらはサウンドハウスがお客様によって育まれている、という強い気持ちの現れである、と理解していただければ幸いです。

 2003年は難しい年になります。政治経済における外部環境は芳しくなく、戦争の噂が絶えないばかりか、日本経済も沈没したまま、先行きが不透明のままです。デフレのプレッシャーも未だに強く、商品の値段がどんどん下がっていくのはユーザーにとっては嬉しいことですが、一般経済全般に与える悪影響を考えると、安心してはいられません。サウンドハウスの事業展開も新しいパラダイムに則って再構築する必要がでてくるかもしれません。また昨今の音響、楽器メーカーによる中国での生産化は一見コストダウンを実現しているようで当然の成り行きと思われがちですが、いざ現地に出向いてみますと、企業秘密の漏洩、コピー商品の氾濫や商品デザインの普遍化等、メーカーにとっては将来性に関わる緊迫した問題が山積みです。そのような背景の中で既に中国の工場10数社とダイレクトにOEM生産を行っているサウンドハウスですが、今後の市場動向を充分に検討しながら、2003年も引き続き、出陣を計画しています。結果として、お客様に喜んで頂けるなら、それがベストであり、そこにたどり着くための最も効率のよい方法を考えつつ、試行錯誤を繰り返しているこの頃です。

 2003年、ブランド品の重要度とその特異なスペックが失なわれつつあるように思える昨今、ノンブランド品や自社ブランド品であっても既成ブランドメーカーと同等品、もしくはそれ以上のクオリティーを持つ商品を生産することはさほど難しいことではなくなりました。またブランド品とノンブランド品双方が同じ工場で作られ、同等の商品が違う名前で流通し、単に流通コストによるコストダウンによって売価に大きな違いがもたらされることがますます多くなりそうです。1枚数円のギターピックから大型のコンサート仕様グランドピアノ、そして最先端のデジタル機器まで、誰が、どの工場で、何を作っているのか、という情報が以前にも増してオープンに行き来するようになり、マーケティングがますます面白くなってきたこの頃です。

 サウンドハウスをこれからも応援してください。より楽しく、よりリーズナブルで、より心を豊かにする音響、楽器商品の開発、販売展開に全力をあげさせて頂きたく、これからも前進してまいります。


株式会社サウンドハウス
代表取締役