21世紀にこんにちは あっと言う間に21世紀です。新世紀となった今日も世界情勢はより一層複雑化を増すばかりで相変わらず様々な問題を抱えています。環境問題、民族の衝突、食糧難、さらには国内経済の崩壊と、私たちの住んでいる地球、そして我が愛する日本の今後は大丈夫なのだろうか思わされるほど、私たちは多くの課題を背負っています。特に日本では80年代のバブルの後遺症を未だに引きずり、根本的な国家レベルの問題を解決することなく今日に至っています。リーダーシップの欠如、その上、今までのように「何とかなるから大丈夫だよ」という楽観的な考えは全く影を潜めてしまう不祥事問題の連続。せっかくの新世紀の始まりが重病をかかえたまま、全く先が見えないような状態におちいり、いわば世紀末の状態といっても過言では有りません。 これらの厳しいマクロ環境の中に今日私たちは生きています。しかし、そんな中でも希望は一杯あると言うのが私どもサウンドハウスの信念です。音響・楽器業界にしても然りです。確かに多くの業界で各種著名企業が淘汰されている現実を振り返ると、どんな事業展開のプランも白紙化し、失望してしまうことは当然のように思われてきます。この混沌とした社会情勢の中、海外の諸企業は膨大なビジネスチャンスが日本にあることを知り虎視眈々と日本進出を狙っており、既に一部の企業は進出を開始しています。皆が「もうだめだ、もう日本に将来はない」と考え、音響業界も淘汰されて海外勢にのっとられてしまうのではと、全員が悲観論に走る時こそ誰かが立ち上がらなければなりません。彼らが黒船のように押し寄せてくる前に、新世代の流通モデルを作っていくことが今求められています。常に先を見つめ、豊かなビジョンを抱き、ネガティブな思想を打ち砕くことは決して難しいことではありません。だからこそ、サウンドハウスのような会社が独自の路線を貫きつつも、グローバル時代に通用する本当の意味での競争力と体力を身に付け、海外勢にも太刀打ちできる見本を見せなければなん とする!と考えてしまうこの頃です。 ここ最近デフレ・スパイラルの問題がよくマスコミで取り上げられています。これはただ単に物価が下がるだけでなく、将来に対する不安から消費者の購買意欲が衰えて、その為、生産者側はやむを得ずさらに値段を下げ、挙句の果ては労働者の賃金も下げざるを得ない、ということの繰り返しであり、これがスパイラルと呼ばれる所以です。すなわち今の日本がもっとも恐れる経済的恐慌を意味します。サウンドハウスは創業以来、業界の既成概念を覆し、様々な商品を世界的なフェアー・プライスで提供すべく全力をあげて参りました。今日、音響・楽器業界においても著名メーカーの工場は中国や東南アジアなどに移行し、コスト削減に努めています。サウンドハウスでも今や、中国等に移行されたメーカーの工場からダイレクトに商品を輸入にしランディング・コストを大幅に下げ、その価格メリットをユーザーに直接還元するることを当然のこととして実行しています。エンドユーザーの皆様にはその恩恵が十分に伝わっているのではないでしょうか。しかしこれらの現象はサウンドハウスがデフレーションに加担しているというのではなく、実際は国家の経済再生に一役買っているという認識を私 は持っています。何故なら私どもの働きは将来に不安をもたらすこととは程遠く、逆に今眠っている需要を呼び起こし、本当に商品を欲しい人に欲しいものを破格値で買える機会を提供しているからです。つまり安い輸入品の流入と技術革新の到来を前向きに受け止め、民間企業の努力においてデフレ懸念を回避し、消費者の購買モーチベーションを盛り上げているのです。簡単に言えば、世界のトレンドに遅れをとることなく商品を海外より安く輸入し、誰にでも安心して買っていただくこのとできる商品を提供し、誰もが今という時代を楽しんで頂ける様に全力疾走しているのです。こんな簡単な発想こそが新日本経済の原動力になると信じています。 国家は人であり、事業も同様に人が構築するものです。その人間が関わる一事業であるサウンドハウスは音響・楽器業界で多くのお客様の期待に応えるべく世界中からより良い商品をより安く販売し、しっかりとしたアフターサービスを提供させて頂くことを創業以来のモットーとしています。今でも課題はたくさんあります。思ったように業務がスムースに行われず、御客様に御迷惑をかけて叱られることも多々あります。しかし、その根本的なところにあるハートは変わりません。皆さんがハッピーになり、日本が再び豊かになることにより、世界に貢献する強い日本を再生したいのです。 願わくは一般庶民や日本の将来を背負って立つ若者たち、果ては今では落ちぶれてしまった政治家さえも含めて「やればできるんだ!」という見本を提示すべく、サウンドハウスは今世紀も突っ走っていきたいと考えております。皆さんの応援をよろしくお願い致します。大丈夫。日本は絶対に立ち直ります!
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