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MOCHIZUKI RYOSUKE
NAMM SHOWへの参加は今回で2度目。これまでにフランクフルトのMusikmesseや上海のMusic China、その他トレードショーにも何度か参加し、ある程度の「場馴れ」はしているつもりでしたが、やはりNAMMは別格。LAの爽やかに晴れ渡った空の下、会場となるコンベンションセンター周辺は、世界中から集まった業界関係者やミュージシャンなど大勢の人で溢れ、その熱気と興奮に、一瞬にして呑み込まれてしまいました。
今回のNAMMでは、ここ最近のアナログ・シンセブームの影響もあり、KORGが発表したARP ODYSSEYの復刻版や、Roland史上初のミニ鍵盤を搭載したJD-Xi、そしてNAMMで初めてその姿を現したJD-XAなど、シンセ関連で注目度の高い商品が多く見られました。その他にもギターやドラムなどのLM系楽器、デジタル機器、PA&レコーディング機器と各分野でインパクトのある新製品が出揃い、これぞWINTER NAMMといった雰囲気を満喫することができました。中でも目を惹いたのが、映像関連機器の台頭です。特にミュージシャン御用達の小型カメラメーカー「GoPro」のブースは、常に活気に満ち溢れ、強烈な勢いを感じました。高音質、高画質の動画が誰にでも簡単に撮れるようになり、個人での動画配信が身近なものになった現在の象徴として、強く印象に残りました。
今後益々加速するであろうマルチメディア化の流れを受け、楽器・音響機器にとどまらず、あらゆる分野に視野を広げていく必要性を感じつつ、深夜までライブを観ながら飲んだビールが時差ぼけの身に沁みた、想い出深いNAMMとなりました。
(営業:望月)
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KAWANISHI MASAYOSHI
今回のNAMMショーは5年ぶり2回目の参加でした。会場周辺の景色は以前と変わらないこともあってか、雰囲気にすぐに慣れ、リラックスしてショーを楽しむことができました。普段の業務ではなかなか実物を見る機会が少ないため、商品を実際に触ったり、音のチェックができることはとても貴重な体験でした。個人的には高校時代に必死に練習したMr.BIGのポールとビリーに会って「ダディブラザー、めっちゃ練習したんだ!」と伝えられたことが一番の収穫だったことは秘密にしておきます。ショー自体は年々縮小傾向にあると言われていて、正直今年もそのような雰囲気を感じる場面もありました。しかし、実力のあるメーカーはブースが小さくてもたくさんの人が集まっていたことからも、顧客と時代のニーズに合った製品を生み出せるところは強いということが感じられました。そんな世界中の優れたアイテムを、たくさんの人に届けることができるかどうかが私たちの手にかかっていることを再確認できた、有意義なショー参加でした。今後の仕事に対する意識を再度見直し、楽しみながら取り組んでいければと思っています。
(営業:河西) -
TOBA YUKI
今回初めて海外のショーに参加しました。それがNAMMショー!毎年雑誌等のレポートをチェックし、いつか参加したいと憧れていたものに参加でき、まさに夢のような時間でした。会場を埋め尽くす楽器と人、世界中から集まった楽器を愛する情熱。そういったものを実際にその場で体感できた事は一生の宝物になりました。できる限り全部を見て回ろうという意気込みで歩き周り、実際に見たかなと思った時に困った事が起こりました。何度同じ通路を通っても、通る度に毎回新しい発見をするんです。それもそのはず、そこでしか見る事のできないNAMMショーモデルや最新の製品、初めて見るメーカーやモデルの連続。飽きたり全てを見るどころか、何日あっても足りないくらいでした。特にFENDERカスタムショップのマスタービルダー達によるNAMMショーモデルの饗宴は、ギターに携わる人間としてはたまらない光景でした。会場を歩いているとすれ違う人、遭遇するステージにはワールドクラスのアーティストがたくさん。そういった光景も参加できた興奮と新鮮さをエスカレートさせました。NAMMショーの夜は近くのホテルで行われるライブで大盛り上がり。目が合ったら友達というような大阪人に通ずるフレンドリーな雰囲気の中、You Really Got MeやLivin' On A Prayerでは全員で合唱。その光景を見た時に改めて参加できた喜び、NAMMに来ている!という感動がこみ上げてきました。こういった海外のショーでしか味わえない感動や刺激の連続で未だ興奮が冷めやらないと言った状態です。また参加したい、せっかくならいつかは出展する側に…と思ったりもしました。そのためにも、今回得た経験をモチベーションにして、自分の技術力や知識を高めたいと思います。それを日々の修理やサポートに活かせれば、お客様へも今回の感動を確かにお届けできると信じて精進していきます。
(技術:鳥場) -
YONEZAWA FUMIKO
成田からロサンゼルスに向け出発!NAMMに参加するのは2回目となり、到着までの間、活気溢れるサウンドが会場のあちこちで聞こえてくる前回の風景を思い出していました。現地の気候は、快晴。暑くも寒くもなく、過ごしやすい天候に包まれてNAMMの初日がスタートしました。初日は、各メーカーの出展ブースを一回り見ようと試みましたが、時間が足りずに次の日に持ち越し。というのも、NAMMでは新製品も実機に触れられるということもあり、足を止めずにはいられませんでした。マイクやミキサー、ヘッドホン、ドラム、ギター、ピアノ等々、同じ会場内にありったけのアイテムが集結し、1日の探索では絶対に物足りないほど、メーカーそれぞれに特徴があり、見応えのある内容でした。ライブはもちろん、ルーレットなどのゲームを楽しみ、メーカーのオリジナルグッズが手に入るブースでは、人々の行列ができ賑わいを見せていました。2日目、3日目のNAMMショーは初日に比べ、入場者が多く、群衆の間を縫って歩きながら、時間が許す限り各メーカーの新製品、面白そうなアイテム、個人的に気になった製品を写真撮影し、情報収集。ショーに参加する一日一日が本当に充実し、NAMMで過ごした時間はあっという間でした。また、海外代理店メーカーの方々と同じテーブルを囲み、会話を交え、食事をするという貴重な時間を経験。面識をもち「人」を知ったことで、とてもプラスな体験をすることができました。これから仕事をしていく上で、単に「もの」を売るのではなく、作り手の思いを汲みお客様のニーズに添った対応をしていけるよう努めて参りたいと思います。
(営業:米沢) -
TAGAMI RUKA
海外ショー初参加、おまけにアメリカ大陸初上陸の私は、この世界最大規模の展示会についてWEBサイトで得た知識を基に、ざっくりとした想像のまま現地に到着。そこには徳島ではあまり見ることのないドレットヘアやモヒカンヘア、その他個性的なファッションの、いかにも「ROCK!」という人達が大勢!その熱気と雰囲気に圧倒されてしまいました。
世界中から人々が集まるNAMM SHOWとあって、カリフォルニアの爽やかな気候の中、見渡す限りお祭り騒ぎ。会場内は各メーカーのブースがびっしりと並び、一つひとつをゆっくり見て回るには、3日間ではとても足りないほどのスケールでした。各ブースには、自社の商品を熱心にアピールするディーラーや、展示された楽器を手に取り、ブースをミニライブ会場にしてしまう参加者、またビッグアーティストと、そのサインを求めて長い列に並ぶファン、また、会場外も同様に、正面広場に広がる屋台や、野外特設ステージでのライブを楽しむ人々で溢れ、どこを歩いても自由に音楽を楽しむ人々の熱気で満ち溢れていました。
今回の海外ショーを経て、単に音楽が好きというだけでなく、楽器についての商品知識や、現地での人との交流に必要な会話能力、ミッドナイトまで行われるライブ、更には現地の気候や必需品に至るまで、ショーをとことん楽しむためのポイントが、至る所に潜んでいたのだと感じました。今回のNAMM SHOWは、数々のエキサイティングな体験と共に、普段から向上心を持って取り組むことの大切さを感じた、本当に貴重な経験となりました。(営業:田上)