ZENN ハイグレード シンバル
ZENNハイグレードシンバルDram Magazine誌jazz Life誌にて紹介されました。是非ご覧下さい。

 ZENN ZCEシリーズ
 中国独自のノウハウを注ぎ込んだハイグレード・シンバル Dram Magazine 誌
2003.04
エフェクティヴな要素としてはすごく良いんじゃないかな。
またこのシンバルは使っていくにつれてぜんぜん違った音色になる可能性を秘めてるね。-芳垣安洋

 シンバル生産国としては世界屈指の存在、中国。特に金属系パーカッションや銅鑼のサウンドは、読者も容易に思い描くことができるだろう。この永きに渡るシンバル生産の技術を注ぎ込み、更に価格にこだわり抜いたという4つのシリーズのシンバルが、あの驚異的な価格で度肝を抜いたZennドラムから発売された。今回の試奏では、4シリーズの中から、ハンド・ハンマリングで仕上げられたZCEシリーズを、芳垣安洋に叩いてもらいコメントしてもらった。

20"Ride

 中音から低域にかけての成分がすごく伸びますね。その分ドラム・セットの中の他の成分をマスキングしてしまう可能性もあるかもしれない。でも高域はしっかり出ているのでツブははっきり聴こえます。厚さもあるし、ジルジャンのZシリーズのような硬めのサウンドが欲しい人には良いんじゃないかな。全体的にもパワーはかなりあるし、大音量の中でピング音を聴かせたい場合なんかにもってこいだと思う。
18"Crash
 チャイナ・シンバルのボウの部分を叩いたときと同じような"中国っぽい"成分が多いね。使い込んでいくうちにだいぶ音は変わっていくと思うけど、もともと渋い成分を持っているから、渋〜いジャズなんかで、サイドのライドでレガートを刻んだりするのにはいいんじゃないかな。
16"Crash
 18"よりも、シャーンっていう成分と、いわゆる中国の銅鑼っぽいウネる成分が混ざり合った感じが強いかな。そういう意味で、エフェクト・シンバルとして考えたら、他に無いような音なので、マレットでロールなんかしたらすごく面白いと思う。でも普通のクラッシュとして考えると、高域がシャーンっていってるわけでもないし、ロック・クラッシュみたいに中低域がゴーンっていってるわけでもないので、ちょっと中途半端かな。
10"Splash
 k.m.kのスプラッシュによく似てる。このシリーズは、口径が小さくなるほどエフェクトとして有効なんじゃないかな。
14"Hihat
 これは良いですね。落ち着いてるし幅広く使えると思う。中国というよりはトルコのシンバルっぽくて、あえて表現すれば、ボスフォラスとコンスタンチノーブルの中間くらいのニュアンス。ジャズの2拍4拍のフット・クローズなんかで、シャリッとした感じが好きな人にはすごく良いかもしれないね。
トータル・インプレッション
 このシリーズは小さく薄くなればなるほど、いわゆるヨーロッパのシンバルっぽくない倍音が出ますね。特にクラッシュ系は中国色がやや強いので、音楽の時と場所を選ぶと思う。でも、今回試奏したシンバルが単一のシリーズだということを考えると、個体差がかなりあるのかもしれない。他のヨーロッパ系メーカーのシンバルと倍音成分が少し違うので、いろんな音が鳴っている中でシンバルの音を目立たせたいような場合には、これくらい特徴的な方が表には出てくるだろうね。そういう意味では、エフェクティヴな要素としてはすごく良いんじゃないかな。またこのシンバルは使っていくにつれてぜんぜん違った音色になる可能性を秘めてるね。

 ZENN ZCFシリーズ
 ジャズ、テクニカルなフュージョンに最適な jazz Life
2003.04
コストパフォーマンスの高いモデル
このZENNのZCFシリーズを一度試せば、廉価版シンバルというイメージは一新されるだろう-石川 武

 楽器、PA、レコーディング、照明、DJなど、ありとあらゆるものを扱う"プロ・オーディオの総合デパート"サウンドハウス。同社が満を持して発表する総合ミュージック・インストゥルメント・ブランド、それがZENNだ。「海外メーカーと提携し、最高のスペックを驚異的な低価格で提供しています」とのふれこみどおり、かなりの安価でこの中国製シンバルも提供されている。さてその内容は? 早速、石川武にチェックしてもらった。

スプラッシュ(10インチ)
 このシリーズ中、最も中国製シンバルの特徴が出ているタイプ。ブリリアントな響きなのだがその中に「ゴーン」といった硬いトーンが印象的だ。10インチにしては重厚な倍音も含まれている。かなり装飾音的要素が強く、ジャズをはじめ、さまざまなプレイヤーに利用されそうだ。

ハイハット(14インチ)
 スティックで叩いたときの第一印象は、アタックよりも響きが強調される点。そしてその響きのサスティンが大変豊かであるということ。アタック音に関してはソリッドというよりはピング音がふくよかに響くという感じだ。また、全体の響きがゴージャスな感じなので、ジャズ的ではあるがロック的使用にも十分使える。円周部分の形状がラフな感じなので、ソリッドというより温かみのある響きが強調されている。

クラッシュ(16&18インチ)
中音域、高音域の倍音が豊かだ。アタック時の音色はどちらもブライトだが、その後の響きにチャイナっぽい倍音構成が感じられる。どちらのサイズもライド的な演奏に向いた面を持っているので、ドラムはもとより、ティンパレスなどのセットに向いているかもしれない。通常のシン、ミディアム、ヘヴィの音色的要素をすべてミックスしたというイメージだ。

ライド(20インチ)
 このライドはかなりドライな感じがする。響きよりむしろピング音、アタック音が強調されていて、カップ音はややマイルドな感じがする。スティックのショルダーでハーフ・クラッシュしたときの音が面白くチャイナ的な音だが、想像以上の響きがある。フル・クラッシュしてもライド特有の低音爆発感が無い。またやわらかいクラッシュではソフトでマイルドな響きが得られる。

 このZENNのZCFシリーズを一度試してもらえば、 廉価版シンバルというイメージは一新されることだろう!

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