| Audix OM-6 誌上レポート(1999年2月) 米国MIX誌1998年5月号より ![]() 以下記事の全文の翻訳です。 Audixは音響業界においてスタジオ・モニターで注目されてきているが、Audixをメジャーなプレーヤーとして位置づけたのは、ステージ・マイクであると思う。音響エンジニアが音量を上げることに気を使うために時折音質の重要性を見過ごしてしまうこともある今日のSRマーケットにおいて、Audix社は何が本当に大切かということを把握しているように思われる。 ライブ用マイクのOMシリーズは非常に良く売れており、その理由はOM-6を見ればよくわかる。ハイパーカーディオイドのダイナミック・ステージ用ボーカルマイクとして、OM-6は周波数特性が48kHzから19kHz、そしてフィードバック前に信じられない程のゲインを得ることができる。 そのVLMカプセル・タイプDデザインから金メッキのコネクター部まで、OM-6はしっかりとしたデザイン性に優れたマイクである。音のかぶりにも特に強く、30dB以上のバックグランドノイズ・リジェクション、そしてとても高いSPL(144dB以上)がOM-6をステージ用マイクとして奨める理由の数々である。 <In the field> OM-6を借りてからMix Magazineに返却する前夜まで、毎日のようにテストで使ってみた。初日は、フェスティバルでフロントラインのボーカルマイクとしてOM-6を6本使用した。 サウンドチェック時に、モニターエンジニアがOM-6に慣れるまでに少し時間がかかった。 OM-6においてはSM58より少し強めにゲインを上げる必要があることがすぐにわかった。 ミッドとハイはなめらかでほとんど色のないリッチな音であると同じに、独自の個性があった。低域のレスポンスはフラットで不必要なブーム感は殆ど無いため、オーディオ・スペクトラムの低域のウェイトが若干不足しているという風にも考えられる。これは女性ボーカリストの場合のみ問題になる。声がモニター・ミックスで十分に出力されないためボーカル音を上げる必要がある。 幸い音量を上げることはOM-6では問題ない。ハイパーカーディオイド仕様のため、高ボリューム環境でもパフォーマンスに影響はなかった。実際、最も厳しい状況下においても、OM-6を使っていてフィードバックの問題はなかった。あるショーでリードシンガーがメインスタックの上に昇りOM-6を持ったまま聴衆の中に飛び込むことになった。その位置から、リードシンガーは聴衆の中を歩き回り、メインスピーカーの前でも歌っていたが(実際には叫んでいた)、フィードバックの問題は全くなかった。ショーを何度も繰り返すうちに、いつの間にか私はOM-6を必要としていた。多少の慣れは必要であるが、他の機材と同様に使い慣れてきて自信を持ち、OM-6がどのアプリケーションに優れているかがわかれば、とても強力な武器となるのだ。 <結論> OM-6は価格が349ドル、そしてこの業界のどのマイクにも十分に対抗できる商品である。音質が大変良く、耐久性に特に優れ、デザイン性がとても素晴らしいOM-6は通常のどんなステージでも活躍できる。これ以上何を求めることができようか? 適切な用途で使用すれば、OM-6のパフォーマンスはユーザーの期待をはるかにしのぐであろう。私はAudixが業界の標準となるマイクを設計するようになることを確信した。 Audix Corp. P.O.Box 4010, Wilsonville OR 97070 503/682-6933 fax 503/682-7114 www.audixusa.com |