大型Φ34 ダイヤフラム採用、リードパートが際立つ周波数特性

コンデンサーマイクはダイヤフラム部分の大きさによってラージダイヤフラムタイプとスモールダイヤフラムタイプに分類されます。フラットな周波数特性と耐高音圧を特長とするスモールダイヤフラムタイプに対して、ラージダイヤフラムタイプは高感度、低ノイズ、かつ特徴のある音が得られます。ボーカルレコーディングにおいてラージダイヤフラムタイプが多用されるのはこのためです。TM-180 は大型の 34mm ピュアゴールドコーテッドダイヤフラムを採用しており、そのきらびやかな音が特長です。また、TM-180 の周波数特性は、1kHz 以上において特徴的なカーブを示し、特に 9kHz 付近にゆるやかなピークを持っています。この特性により、ボーカルやサックスなどのリード楽器を録音した際にくっきりとした輪郭が得られ、前に出る音が得られます。

単一音源の録音に最適、狙った音を捉えやすい単一指向性

どの方向の音を拾うことができるかという特性を示したものがポーラーパターンと呼ばれるもので、TM-180 は単一指向性(カーディオイド)と呼ばれるパターンを持っています。ボーカルなどの単一音源を録音する場合は、決まった方向の音を中心に拾うことができる単一指向性が適しています。

低域減衰スイッチ装備、大音量楽器に対応できる-10dB PAD 装備

暗騒音をカットすることができる低域減衰スイッチを装備しており、重低音域が不要なパートの録音において非常に便利です。また、打楽器などの高音圧楽器の録音にも使用できるよう、-10dB のパッドを装備。ON にすることでより高音圧の楽器に使用した場合も歪まずに録音することができます。

サスペンション、ソフトケース、ハードケースが付属

マイクをはさむタイプのサスペンションが付属。録音中の振動によるノイズを防ぐことができます。また、ソフトケースとハードケースが付属しているため、収納や持ち運びも安心です。